樋野ヶ池窯跡
(ひのがいけのかまあと)
松原市上田6丁目所在
大塚山古墳の西方に位置する樋野ヶ池。この樋野ヶ池には中央部に南から北に伸びる半島状の高まりがあります。この高まりの北端東縁に須恵器を生産した窯があります。窯の本体部分の発掘調査は行われていませんが、窯の裾部分で、窯の中の灰を掻き出した灰原とよばれる部分は、昭和49年(1974)に発掘調査が行われました。結果多数の須恵器が採取され、6世紀前半代に操業されていたことが判明しました。古墳時代から奈良時代の須恵器の窯跡は、泉北地区に多数見られ、一般に「陶邑」と称されてます。本市域は、泉北地域とは離れた場所にあり、また当該窯跡も単基と目されていますので、その生産のあり方は非常に特徴的と言えます。
遺構





出土遺物




このページで公開している情報は CC BY 4.0(クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス)の下に提供されています。 出典を明記することで、自由に利用することができます。二次利用の制限はありません。利用される方はライセンスの内容をご確認ください。
このページに関するお問い合わせ先
松原市 教育委員会事務局教育総務部 文化財課
〒580-8501
大阪府松原市阿保1丁目1番1号
電話:072-334-1550(代表)