蔵重遺跡・蔵重西遺跡
(くらしげいせき・くらしげにしいせき)
松原市三宅東3から5丁目所在
市域北部の大海池北方に広がる遺跡で、府立松原高等学校周辺に蔵重遺跡、その西方に蔵重西遺跡が位置しています。いずれも奈良時代から中世にかけての集落遺跡で、発掘調査では両遺跡で掘立柱建物群跡やそれに伴う溝跡などが発見されました。
両遺跡の間にはかつて「十郎ヶ池」というため池があり、そのため遺跡が2つに分かれていますが、発掘調査で発見されたものを見ると、両遺跡は一体のものかもしれません。発見された建物跡は、非常に壮大で、当時としては知識階級しか所持し得なかった硯(すずり)なども出土しており、発見されたものは奈良時代の豪族の居館か官衙ではないかと考えられます。
遺構









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