一津屋町遺跡
(ひとつやちょういせき)
松原市一津屋1から5丁目所在
市域東端、羽曳野市との市境界に接して位置する縄文時代から中世にかけての集落遺跡です。発掘調査では、奈良時代の掘立柱建物跡と井戸跡・溝跡などが発見されていて、当時の土師器や須恵器などが多数出土しました。
特に出土遺物の中には、土師器甕の胴体に人面を描いた人面墨書土器や「舩」と墨書された須恵器の蓋、「カ」の記号が刻まれた土師器の皿、斎串(いぐし)などがあり注目されます。人面墨書土器は、井戸跡の中から出土したもので、水のお祭りに使用されたものと思われます。また「舩」墨書土器については、「舩」=「船」と考えれ、飛鳥時代以降、羽曳野市周辺で栄えた渡来系氏族の船氏を連想させるものです。
遺構







出土遺物



















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