阿保遺跡
(あおいせき)
松原市阿保1丁目から7丁目所在
市域のほぼ中央部に位置する弥生時代から中世にかけての集落遺跡です。遺跡の中央付近を南北に中高野街道が通っています。今までの発掘調査では、弥生時代後期の河川跡や古墳時代前期の掘立柱建物の柱穴跡、井戸跡、古墳時代後期の水田跡やそれに伴う水路跡、飛鳥時代から平安時代にかけての掘立柱建物群跡、中世の井戸跡や溝跡、江戸時代の井戸跡など非常に多くの発見がありました。遺物も弥生土器、土師器、須恵器、青磁など土器類のほか、瓦や下駄、箸、曲物といった木製品、砥石など石製品、そして金属製品など多種多彩なものが出土していて、弥生時代以降、継続的に人々の営みがあったことがわかっています。
特に海泉池南方域では、飛鳥時代から平安時代にかけての大規模な掘立柱建物群跡が多数発見されており、当地を統括するような官衙や寺院があったことが推測されます。
遺構
















出土遺物


















このページで公開している情報は CC BY 4.0(クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス)の下に提供されています。 出典を明記することで、自由に利用することができます。二次利用の制限はありません。利用される方はライセンスの内容をご確認ください。
このページに関するお問い合わせ先
松原市 教育委員会事務局教育総務部 文化財課
〒580-8501
大阪府松原市阿保1丁目1番1号
電話:072-334-1550(代表)