定例記者会見議事録
会見概要
日時
令和6年6月3日 月曜日 午後4時から
場所
市役所801会議室
会見
○司会 ただいまより、令和6年第2回の定例記者会見を開催します。
最初に、資料に従いまして、市長より説明をさせていただきます。質疑につきましては、市長の説明後、一括して行いますのでよろしくお願いします。
それでは、澤井市長、よろしくお願いいたします。
○市長 皆さん、こんにちは。
今日は、お忙しいところお時間をいただき、誠にありがとうございます。
早速ですが、お手元にお配りしております資料に基づいて、私のほうからまずは説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
それでは、初めに「市制施行70周年記念松原市プロモーション動画撮影プロジェクト」についてでございます。
令和7年2月1日に、本市が市制施行70周年を迎えるに当たり、1年間を通して市の施設やイベント時に市民参加型のショート動画を制作し、市への愛着の醸成、市制施行70周年に対する機運醸成を図ります。
制作した動画は、SNSや市内大型モニターで発信することで、市外にも本市の認知拡大やイメージアップにつなげてまいります。
また、令和7年2月1日に開催します市制施行70周年記念式典におきまして、撮影したショート動画を1本の動画に編集し、放映いたします。
次に、「新型コロナウイルスワクチン定期接種化」についてでございます。
接種は、特例臨時接種として、接種費用を国が全額負担し接種事業を行ってきましたが、令和6年3月31日をもって特例臨時接種が終了しました。
それに伴い、令和6年度からは、予防接種法のB類疾病に位置づけた上で定期接種として実施します。
対象者は、65歳以上の方、60歳から64歳の方で心臓機能に障害を有する方などで、自己負担額は3,000円となります。
なお、市民の利便性を考慮し、高齢者インフルエンザワクチンと同様に、羽曳野市と藤井寺市との3市相互乗り入れ接種により接種機会を拡げて実施する予定です。
次に、松原市PR事業の一つである「婚活イベント」についてでございます。
若い世代が結婚・出産・子育ての希望をかなえ、「未来を担う『ひと』をつくる」を実現するため、恋愛・結婚へと発展する前段としての出会いの機会を創出するとともに、イベントを通じて参加者に本市の魅力を体感してもらうことにより、最終的に松原市への移住・定住人口の増加を目指すものです。
第1回としては、7月21日にまつばらテラス(輝)において、レクリエーション婚活と題し、スポーツを通じた婚活イベントを開催いたします。本イベントは、30歳から45歳までの男女を対象として、婚活セミナーや簡単なスポーツを通じてコミュニケーションを図り、マッチングにつなげてまいります。
本イベントを皮切りとして、令和6年度は複数の婚活イベントを実施してまいります。
次に、「ふるさと寄附を活用した台湾東部沖地震への支援」についてでございます。
本市は、台湾台北市文山区と友好協定を締結しており、令和6年4月3日に台湾東部沖で発生した地震に対して、ふるさと納税制度を活用した寄附金の受付を行っているところです。
甚大な被害のあった台湾東部の復興に早急に活用していただきたいことから、5月29日に、まずは5月上旬までの寄附金約520万円を、台北駐大阪経済文化弁事処を通じて台湾にお届けしました。
次に、「松原市ふるさと納税返礼品開発等支援補助金事業」についてでございます。
本市におけるふるさと納税を活用した地域資源のPR及び地域の活性化を図るとともに、事業者の事業継続や雇用維持の促進による地場産業の振興に寄与することを目的とし、ふるさと納税返礼品の開発などに取り組む事業者が開発などに要した費用に対し、その費用の一部を補助金として交付しております。
昨年度は、合計6事業者の事業を採用し、合計19品の新たな返礼品を登録いたしました。
令和6年度におきましても、募集を開始しており、既に複数の事業者から相談をいただいております。
また、ふるさと納税返礼品のラインナップを増やすべく、新規事業者への訪問も積極的に実施しており、サービス型や体験型といった市としてまだ選択肢が少ない返礼品の開発も進めています。
次に、「子ども議会」の開催についてでございます。
本年度は7月13日に開催いたします。当日は、市内の小中学生に議員になっていただき、市議会本会議場で実際に質問をしてもらうなど、議会の仕組みを体験していただきます。
また、市議会の仕組みや役割について理解を深めることで、市政をより身近に感じていただくとともに、次代を担う子どもたちが、主権者として、また社会の構成員の一人として、地域の課題の解決などを考える一つのきっかけになればと考えております。
次に、「大阪プロレス株式会社との包括連携協定の締結」についてでございます。
令和6年6月に大阪プロレス株式会社と緊密な相互連携と協働による活動を推進することにより、地域のより一層の活性化、市民サービスの向上及びSDGsに関する課題解決を図ることを目的として包括連携協定を締結します。
公園での草刈りやごみ拾い、違法看板に関する啓発活動や放置自転車の整理・啓発活動などの「地域の美化・活性化のための啓発活動」に加え、「子どもたちに夢を持つことや努力することを伝える講演会」をはじめとする本協定に基づいた6分野にわたる取組について連携し、課題解決に努めてまいります。
次に、「日本財団ボランティアセンターとの協定締結」についてでございます。
5月14日に、本市は公益財団法人日本財団ボランティアセンターと「ボランティア活動推進に関する協定」を締結しました。
ボランティアや社会貢献活動を通じた連携を図り、地域の発展に生かしてまいります。
協定式当日は、本協定の取組の一環として、私の母校、松原市立中央小学校で、ボランティアについて学ぶ授業「ボ学」も開催されました。ボランティアは地域とのつながりを生むきっかけにもなり、子どもの頃からボランティアについて学び、身近なところから活動に触れることで、次世代のまちづくりの担い手も育つと考えております。
次に、「セーフコミュニティ推進事業」についてでございます。
本市は、平成25年11月にセーフコミュニティ国際認証を取得し、令和5年11月には3度目の認証を取得し、安心・安全なまちづくりを地域の皆さんとともに協働で事故やけがの予防に向けた取組を進めております。
令和6年度は、4度目の国際認証の取得に向け、令和5年度の現地審査等でいただいたアドバイスを基に、引き続き対策の効果を検証し、協働と検証の仕組みをより一層根づかせるとともに、日本一安心・安全なまちづくりを進めてまいります。
この活動を市民の皆さんに身近に感じていただくセーフコミュニティイベントを、9月頃に実施を予定しています。
セーフコミュニティやインターナショナルセーフスクールの活動報告に加え、活動に尽力いただいている各委員に対して感謝状の贈呈などを行う予定です。
今後も、対策の効果を検証し、協働と検証の仕組みのサイクルをしっかりと回し、引き続き安心・安全なまちづくりを進めてまいります。
次に、「インターナショナルセーフスクール推進事業」についてでございます。
これまで進めてきた安心・安全に向けた取組は、学校・保護者・地域・行政が連携した協働での取組であると評価され、令和4年1月に世界で初めて市内全ての全小中学校が国際認証を取得しました。現在は、本市の特徴である中学校区での連携をさらに深め、校区としての認証取得を目指した取組を進めております。
令和6年1月26日は、松原第四中学校区、松原第七中学校区の認証式が行われ、海外の審査員から直接中学校区としての認証をお祝いしていただきました。
数値根拠を基にしながら、児童生徒が主体となり取組を進めており、松原市の未来のリーダー育成にもつながると高い評価をいただきました。
令和6年度は、松原中学校区、松原第三中学校区、松原第六中学校区が現地審査と認証式を行う予定となっております。
最後に、一般会計補正予算の概要ですが、専決処分としまして、令和6年4月に発生しました台湾東部沖地震の被災地を支援するため、ふるさと納税を活用した災害支援寄附金などについて補正を行いました。
また、令和6年第2回定例会に上程する補正予算としましては、国の「新たな経済に向けた給付金・定額減税一体措置」として決定された令和6年度低所得者支援臨時給付金及び令和6年度定額減税調整給付金の支給に要する経費のほか、令和6年10月より実施される新型コロナウイルスワクチンの定期接種化や国の法改正に伴い対象が拡充される児童手当について必要な経費などを計上するものでございます。
これにより、令和6年度一般会計歳入歳出予算の総額は、それぞれ505億3,045万7,000円となるものでございます。
私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○司会 ありがとうございました。
それでは、ただいまより質問を受けさせていただきます。
ご質問のある方は挙手をよろしくお願いします。
○記者 今回の内容とは直接関係ないのですが、定額減税調整給付金の仕組みが非常に分かりにくいということでいろいろと問題になっていますけれども、市長から見て、どのようにお感じになられていますか。
○市長 我々も事務的な負担が結構かかっておりまして、実際の対象者にもまだ説明をやりにくいなというところで、担当にもそこを整理しながら急ぐように言っているところです。本来ならこういう負担というのは少ないほうがいいわけで、もっと分かりやすい形の給付を我々望んでいますけれども、担当からはどのように説明しているの。
○総務部長 そうですね、個人の税額の話ですので、直接対象者の方とお話ししないと分からないというのが現状です。
○市長 まず申請してもらってからの話ってことやんね。
○総務部長 そうですね。
○市長 我々も他市が言われているような形で、現在職員がきちっと対応してくれている段階です。
○記者 もう一つ聞きたいのですが、万博に松原市内の中学校などは、無料招待を含めてどのように参加するのか、市長のところに上がってきているんでしょうか。
○市長 1回目に関しては、まず学校現場のほうから、それぞれに参加する学校が今調整段階に入ってくれております。2回目に関しては、1回目の対象者及びそれ以外の方々についても、万博会場への行き帰りの半分ぐらいの交通費、これ1,000円のクーポン券を配付する予定になっておりまして、本市はできる限り子どもたちにも、1回目も含めて行ってもらって、2回目に関しても、市のほうでそういったニーズに対して応えていきたいなと思っています。
○記者 市内の学校では、例えば、全部が全部参加するというふうに言っているのか、または検討というか。どの程度が今の時点で参加すると表明しているんですか。
○市長 うちは基本参加で出しているね。
○学校教育部長 はい。
○記者 全部。
○市長 はい。
○記者 ありがとうございます。
○司会 ほかにございませんでしょうか。
○記者 台湾への寄附のことでお伺いしたいんですけれども、この520万円というのは、複数の方の寄附になるんですか。それも大口の1つの寄附なんですか。
○市長 これは、多くの方々からいただいている寄附になります。
○記者 ふるさと納税の寄附で募金箱の設置をされたと思うんですけれども、それは含んでいないんですか。
○市長 ええ。募金箱のほうは改めて、まとまった時点でお届けをしたいと思っているんですけれども、まずは500万以上ふるさと納税として寄附いただきましたので、この分を先に届けました。
○記者 具体的には何件分のふるさと納税寄附なんですか。
○市長公室長 600を超える方からです。
○記者 では、1口当たりは1万円未満だったりするわけですね。
○市長公室長 はい、そうです。
○記者 分かりました。あと、市長としての、この寄附が寄せられたことについてと、あと台湾の地震に関してのコメントを頂戴したいです。
○市長 まず、被害に遭われた方々、亡くなられた方に、お悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。我々は、台湾の台北市文山区と姉妹都市で、家族のように普段から接しております。子どもたちの行き来も含めて、我々にとって台湾というところはそういうところですから、これからもしっかり復旧復興に向けて支援をしていきたいなと思います。先日、弁事処長とのお話の中では、寄附いただいた約6割は日本からいただいた支援だということで、日本に対しては、何か困ったときには助け合える仲間として感謝をしているということを仰っていました。我々も、実際に日本自体が被災した折には、台湾の方々から温かいご支援をいただいていますから、その関係は続けていきたいなと思いますし、今後も交流をさらに深めていきたいなと思っています。
○記者 ふるさと納税ということなので、恐らく松原市以外の人が利用して、台湾に届けたいというところでされていると思うんです。市民だったら控除の対象にならないというので。そういったところで、松原市を選んで寄附してくれた一般の方に対して、何かお言葉ありますか。
○市長 我々にとって台湾というのは大切な場所ですから、そこに対して温かいご支援をいただいた方々に、私は心から代わって御礼を申し上げたいなと思っています。
○記者 以上です。ありがとうございます。
○司会 ほかにございませんでしょうか。
○記者 今日ご説明のプレゼンシートの中で、いわゆる6月の補正予算に入る報告はどれになりますか。
○市長 2番と4番になります。
○記者 分かりました。あと、7番の大阪プロレスなんですけれども、6月に協定締結ということですけれども、これまで、何か関係があって協定を結ぶということなんですよね。
○市長 以前、本市の市民体育館で、大阪プロレスの皆さんに福祉、ボランティアを兼ねたプロレスをやっていただきました。その時には障害のある人や、子ども、普段あまり会場に来れない人たちを招待していただいてやってきた関係から、今回こういう良い話もいただきまして、我々のからも是非ということでお願いしました。
○記者 大阪プロレスが自治体と協定を結ぶってあまり聞いたことないんですけれども、何か他に事例はあるものですか。
○市長 ええ。ちょくちょくそういう形ではされているみたいなんですけれども、この南河内のほうではあまり聞いたことはないんですが、大阪市内の区だとか、そういったところとはされているみたいです。
○記者 大阪プロレスから申し出があったんですか。
○市長 ええ。松原市のために何かできることがあればというようなお言葉をいただきまして。
○記者 分かりました。ありがとうございます。
○司会 ほかにございませんでしょうか。
○記者 大阪プロレスとの協定締結式である6月20日にはセレモニーや調印式というようなものはあるんですか。
○市長 協定式を開催します。
○記者 そこに大阪プロレスのマスクマンとかは来られますか。
○市長 代表兼レスラーのゼウスさんという方ですけれども、その方と何名かは来ていただけることになると思います。
○記者 何時頃やりますか。
○市長 午後3時です。また改めてご案内させていただきます。
○司会 ほかにございませんでしょうか。
○記者 婚活イベントの件で何点かお尋ねしたいんですが、まずちょっと改めて、松原市としてはこういうのをやるの初めてですか。
○市長 以前からあったんですけれども、コロナの間こういうことができていませんでした。
○記者 なるほど。これ、第1回目と書いていますけれども、以前とやっぱりちょっとやり方が違ったりするんですか。
○市長 そうですね、以前は本市の施設なんかを使ってやっていたことあるんですけれども、今回本市の施設を管理しているミズノが、自分たちのノウハウ、何かそういうことをされていたみたいで、スポーツや誰でも簡単にできるようなレクリエーションを通じての婚活イベントというのを今回初めてやっていきます。
○記者 なるほど。では、松原市としては婚活イベントを再開するみたいなイメージなんですか。
○市長 はい、そうですね。
○記者 30歳から45歳とありますが、松原市に住んでいる人じゃないと駄目なんですか。
○市長 これは、住んでなくてもいいよね。
○市長公室理事 はい。
○市長 もちろん通勤している方であったり、知っていただいた方は参加可能です。
○記者 松原市と何らかの縁がある人じゃないと駄目なんですか。
○市長公室理事 制限はございません。
○記者 なるほど。その1回目のレクリエーション婚活で、具体的に松原市の魅力を、何をどうやって発信するんですか。
○市長 まずは、我々が誇る施設を利用していただきながらやることに意義があるのかなと。以前、年齢を結構広い範囲でやったんですけれども、晩婚化が進んでおる中で、30歳から45歳の方の参加が非常にニーズが多かったんです。参加できない方もあったので、その世代に絞りながら今回はやっていこうかということで。我々はこのようなイベント企画は素人なので、今回はノウハウを持った方々に頼もうかなということで開催することになりました。
○記者 あと、この150万円というのは、7月と10月と来年の1月の3回合わせて150万円ということですか。
○市長公室理事 事業者様にそれぞれ特色のあった婚活イベントをさせていただこうと思っておりまして、まず第1弾はそのミズノ様を考えております。
○市長 これは、総額?
○市長公室理事 はい。
○記者 分かりました。ちなみに、もし分かればなんですけれども、大阪府の他の自治体も結構似たようなイベントはされているわけですよね。
○市長 一時は、それぞれの自治体で婚活イベントをされていたと思うんですけれども、この三、四年はコロナで実施できていなかったようです。松原市として今は子育て支援にすごく力入れていますけれども、その前にやはり子どもを産み育てるところに行くまでの、結婚というのが第1段階ですから、そこをちょっと力入れていこうなということで去年から言っておりました。今回こういう予算を組んできましたので、松原市としてここに力を入れていきたいなと思います。
○記者 最後にもう一点。今回イベントで何か松原市の強みとか特徴というか、松原市の色が一番出ているところってどういうところなんですか。
○市長 まずはこの1回目、2回目、3回目も含めてやった中で、今後にもつなげたいと。この1回を、2回目につなげていく、2回を3回目つなげていって、マッチングにもつなげたいし、松原市を知ってもらいたいということで、今回このイベントをやっていきます。あとは、松原市に住みたいと思ってもらったときに、新婚世帯であったり、そういう方々の支援制度というのが松原市充実していますから、そこもPRしていきたいなと思っています。
○記者 ありがとうございました。
○司会 ほかにございませんでしょうか。
ないようですので、以上をもちまして令和6年第2回定例記者会見を終了します。
本日はご出席いただきありがとうございました。