東京都豊島区の現地審査に参加
平成24年2月1日から2月4日にかけて、総務部市民安全課セーフコミュニティ係所属職員2名が、東京都豊島区が実施したセーフコミュニティ認証にかかる現地審査に参加しました。
現地審査とは、自治体がセーフコミュニティに取り組む旨の書簡をWHO(世界保健機関)セーフコミュニティ協働センターに提出してから最低2年間のセーフコミュニティ活動を経て認証基準を達成したと判断した場合、WHO(世界保健機関)セーフコミュニティ認証センターにその活動内容の審査を依頼するものです。審査は、口頭による発表報告、現地の活動審査、審査員による講評という流れで行われます。
昨年平成23年6月に行われた豊島区の事前審査にも参加していたため、この8か月ほどの間でどれだけ取組が進展したのか、前回審査員から指摘を受けていた項目はどのように改善されたのかに注目しながら、現地審査に臨みました。
豊島区は、セーフコミュニティ認証センターから来日した審査員3名に向けて、外傷調査にかかる仕組み、高齢者の安全、子どもの事故ケガ予防、障害者の安全、自殺うつ病の予防、繁華街の安全、地震災害の防止(防災まちづくり・住民による防災活動)、児童虐待の防止、学校の安全、自転車利用の安全、DV(ドメスティック・バイオレンス)の防止について口頭発表をし、日ごろから行っている住民活動(太極拳による介護予防活動・自転車講習・地域の防災訓練等)を披露していました。
事前審査同様、収集したデータからより詳細に課題分析し、課題に対する予防活動も、セーフコミュニティに取り組む前後での紹介がなされ、より具体的なものとなっていました。そして地域住民が主体となってセーフコミュニティに取り組んでいる姿が前面に出され、豊島区役所職員は裏方として審査発表を行う地域住民を支えていることが印象的でした。
最後に審査員から講評が行われ、世界に約270あるセーフコミュニティ認証取得地域の中でも指折りの素晴らしい取組が展開されているとの総括がなされました。
今回の豊島区現地審査には、京都府亀岡市、神奈川県厚木市、長野県小諸市、神奈川県横浜市栄区、福岡県久留米市、埼玉県北本市、鹿児島県鹿児島市、静岡県静岡市、神奈川県警察本部からも視察に訪れ、セーフコミュニティにかかる情報交換を行い、交流を深めることができました。
現地審査の様子を掲載します。