財政課では主に次のような業務を通じて、行政サービスの向上に努めております。
1 予算の編成及び配当
予算編成時に各担当部局から要求される事業の経費とその財源に対して、事業の必要性、費用対効果、財源の確保等について、ヒアリングを通じて査定し、それらを取りまとめ予算案として、市議会に提出します。市議会の審議、議決を経て成立した予算を、事業実施のため担当部局に配当します。また、松原市では予算編成の透明性を図るため、予算編成過程をホームページで公表しています。
2 予算の執行管理
市民の皆さんから納められた市税等が適正かつ効果的に執行されるようチェックを行うとともに、前年度の予算がいかに執行され、その結果どのような成果が得られたのかを検証するため、施策の成果及び予算執行実績報告書を作成し、市議会に提出します。なお、施策の成果及び予算執行実績報告書はホームページで公表しています。
3 資金計画及び資金調達
歳入、歳出の状況を把握し、資金に不足が見込まれる場合は金融機関等から必要な時に必要な額だけ一時的に資金を調達します。このように民間企業同様、現金の入と出を適正に管理することにより、市役所全体の支払いが遅滞なく行えるよう努めています。
4 市債の借入及び償還
道路、公園、学校等は整備に多額の費用を必要とし、かつ市民の皆さんが長期間にわたって利用できる施設です。このような施設の整備には、当該年度の支出が極端に多くなることや世代間の負担の隔たりがないように財源として市債を借入れ、償還(返済)しています。また、これらの償還が後年度に過度の負担とならないよう市債の借入れについては計画的に行っています。
5 地方交付税の算定
地方交付税とは皆さんが国へ納める法人税や所得税などの税金を原資とし、どの地方公共団体においても標準的な行政サービスが提供できるよう、関係法令に基づき国から交付されるものです。松原市においては歳入全体の2割程度を占める重要な財源となりますが、財政課では市の財政需要や収入の数値等を基に地方交付税の額を算定しています。
6 財政事情等の公表
松原市の財政事情を法令などに基づく掲示場への掲示やホームページなどで、6月と12月に公表しています。また、松原市の財政について、より知っていただけるよう、財政指標の公表やメールマガジンの発行など、情報発信に努めています。