不幸な猫を増やさないために

ここ数年、空前の「猫ブーム」が続いていると言われています。メディアが取り上げるかわいい猫の特集に心を癒されている人もいると思います。
家の近所に、所有者のいない猫(のら猫)はいませんか。「かわいそう」と思って世話する人がいる一方、ふん尿や鳴き声などの問題が各地域で増えています。
また、市には毎年800体程ののら猫が事故などで路上で死亡し、収容されています。こういった不幸な猫を増やさないためには、どうしたらよいか考えてみませんか。

地域猫活動

のら猫を捕獲(Trap)し、不妊手術(Neuter)を行い、もとの場所に戻し(Return)、一代限りとなった命を終生見守る活動をTNR活動と言います。この活動により、殺処分によらない方法で、ゆっくりと頭数を減らすことができます。
また、地域住民の理解のもと、決められたルール(エサやり、トイレの設置、清掃など)に基づいてTNRを実施したり、飼育管理する活動を「地域猫活動」といいます。
市内には、これ以上不幸な猫を増やさないという目的で、ボランティアの人と共に積極的に地域猫活動に取り組んでいる地域もあります。

※オス猫の去勢手術、メス猫の避妊手術を合わせて不妊手術という。

TNR

のら猫にエサを与える前に考えてみましょう!

他人の所有地でのエサやりやエサの放置などが、時には周辺の迷惑となり、猫が嫌われる原因ともなります。また、エサやり場に猫が集まり、集まった猫の間で子猫が産まれて、のら猫をさらに増やすことになります。のら猫を増やさないためにもエサを与える前にもう一度よく考えてみましょう。

最後まで愛情たっぷりに責任もって猫を飼いましょう

飼い主には、ペットがその命を終えるまで大切に飼う義務があります。決して、ペットを捨ててのら猫にしないでください。
そして、猫は室内で飼いましょう。猫はそんなに広い空間でなくても、上下に運動できれば満足できますので、室内のみで飼うことが十分可能です。事故に遭う危険性が減るだけでなく、感染症の予防にも効果的です。
また、子猫が産まれることを望まない場合や、産まれた子猫を全て幸せにできない場合は、不妊手術をしましょう。

人と猫が共存するまちを目指して

猫ブームの影で、望まないかたちで保護され、殺処分される猫がいることも現実です。その多くが子猫です。
少しでも不幸な猫を減らそうと、大阪府では、平成29年8月に動物愛護管理行政を推進する拠点となる「大阪府動物愛護管理センター」を設置し、のら猫対策の支援や保護された犬猫などの譲渡事業を行っています。また、地域猫活動などで活躍されているボランティアの人もいます。
のら猫問題は、地域の環境問題でもあります。猫が好きな人、嫌いな人などさまざまな立場の人がいますが、人と猫が共に暮らせるまちを目指しましょう。

所有者のいない猫に関する相談先

大阪府動物愛護管理センター(電話 072-958-8212)

「さくらねこ無料不妊手術事業」への参加について

市では、公益財団法人どうぶつ基金が手術費等を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業(行政枠)」に参加し、受け取った無料不妊手術チケットを市内において地域猫活動を行っているボランティア団体等に交付し、利用していただく取組みを行っています。市からの交付に当たっては一定の条件がありますので、詳細につきましては環境予防課へお問合せください。

耳先カット

「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこ TNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。