定例記者会見議事録
会見概要
日時
平成27年9月2日 水曜日 午後2時から
場所
市役所801会議室
会見内容
司会
ただいまより、平成27年第3回目の定例記者会見を開催いたします。
まず最初に、先ほどお渡ししました資料をもとに、市長、総務部長のほうから説明をさせていただきます。質疑応答につきましては、説明の後、一括して行いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、澤井市長、よろしくお願いします。
市長
本日は定例記者会見にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
早速ですが、お配りした資料に基づき説明をさせていただきます。
初めに、「セーフコミュニティ推進事業」についてでございます。
9月5日土曜日に松原市文化会館におきまして、セーフコミュニティ活動報告会を開催いたします。今年度からセーフコミュニティ活動を若年層にも広めていくため、セーフコミュニティの学校版であるインターナショナルセーフスクールの国際認証を目指しております。当日は、子どもたち自身が安全で健やかな学校づくりに取り組んでおります布忍小学校、中央小学校、松原第三中学校の児童・生徒による決意表明をいたします。その後、市民の皆様や関係機関等と協働で進めておりますセーフコミュニティ活動の重点テーマに位置づけられた「子どもの安全」、「高齢者の安全」、「交通安全」、「犯罪の防止」、「自殺予防」、「災害時の安全」の各対策委員会の委員長から、1年間取り組んできた活動内容や今後の活動課題など、データを交え報告いただきます。
また、吉本興業のお笑いコンビ、シャンプーハットのお二人を招き、セーフコミュニティに関するトークショーを開催するほか、市歌の替え歌に合わせて体操する元希者エクササイズを元希者クラブの皆さんに披露していただくことにもなっております。このようなセーフコミュニティの活動をより多くの市民の皆様に知っていただき、地域の皆様との協働により安心・安全なまちづくりに取り組んでまいります。
次に、「国際交流事業」についてでございます。
昨年9月に台北市文山区との友好交流都市協定を締結し、本年2月1日の市制施行60周年記念式典において、文山区の私立靜心国民中小学の生徒40名による吹奏楽を披露していただきました。平成27年度はホームステイ異文化体験、スポーツ交流を行うために、9月19日から21日までの2泊3日で市内の7校から中学生16名が訪台します。文山区の私立靜心国民中小学とホストファミリー16世帯にご協力いただき、実施するもので、スポーツ交流としましては、中学生とバスケットボールの試合を行います。16名の訪問団は、事前学習及びバスケットボールの練習を行うことで、この交流での目標をみずから設定し、松原市のよさ、日本文化のすばらしさについて学ぶとともに、チームの結束力を高めながら、訪台に向けて準備を進めております。本市初の海外での中学生交流は、参加した子どもたちの心に深く残るものであり、今後も継続した交流事業を行ってまいりたいと考えております。
次に、「松原市PR事業」についてでございます。
去る8月8日、9日の2日間、本市出身のflumpoolが、バンド活動の原点であるふるさと大阪で初となる野外ライブを大泉緑地で開催いたしました。本市としましては、河内松原駅前のゆめニティまつばらでのflumpool写真展を開催するとともに、当日、会場である大泉緑地において松原ブースを出展し、松原市のPRを行い、広く全国に向けた情報発信を行ったものです。また、ライブ前となる8月6日は、市制施行60周年を記念して、松原市初となる観光親善大使に就任していただきました。メンバー4人のうち3人が松原市出身で、1人も在住経験があり、松原市はメンバーにとって「故郷」となるまちです。今後、日本はもとより、海外に向けても幅広く活躍されるflumpoolの皆さんに、松原市の観光親善大使としてさらなる松原市の魅力や情報の発信を行っていただきたいと思っております。
次に、「在宅子育て世帯支援事業」についてであります。
対象世帯に交付するクーポン券を使用することで、子育てへの不安感、負担感を軽減し、保護者の方がリフレッシュの機会や外出をする機会の促進を図ることを目的に、松原市内で利用できるクーポン券、松原市子育て応援券を対象世帯に交付します。助成額は1世帯1万円です。交付対象の要件といたしましては、幼稚園、保育所、認定こども園等の通所施設を利用していない就学前の子どもを養育している世帯としております。
次に、「多子世帯教育支援事業」についてであります。
多子世帯の経済的負担の軽減を図るとともに、子どもの学力や学習意欲を向上させることや、個性及び才能を伸ばし、成長できることに寄与することを目的に、学校外教育サービスの利用等にかかわる費用に使用できるクーポン券1万円分を対象世帯に交付します。交付対象の要件といたしましては、子どもを3人以上養育していて、かつ小学校または中学校に在籍する児童・生徒がいる世帯としております。また、クーポン券を使用できる対象となるサービスは、学習塾での学習指導、家庭教師や音楽、書道、珠算、パソコンなどの文化教室、またスイミング、体操、ダンスなどのスポーツ教室での習い事及び書店での学習書籍購入、検定受検申し込み等となっております。
次に、「市制施行60周年記念子育て応援事業」についてでございます。
市制施行60周年を記念して子育て中の芸能人中山秀征さんによる子育て講演会を開催いたします。ふだんは子育てに忙しく、家庭の外とかかわる機会の少ない在宅児童を育てている母親に、日常を離れ、少しでも子どもと離れてリフレッシュしてもらうため、そして子育てをされている方皆さんにエールを送るため実施いたします。また、父親に対しても、仕事と家庭の両立について考えてもらう機会にしたいと思います。
次に、「(仮称)元希者センターの建設事業」についてでございます。
子どもから元希者の方まで、いつも笑顔で和やかに明るく生活を送ることができるよう、さまざまな年代の方が多様な取り組みを通して触れ合える交流や生涯学習、介護予防、健康づくりのさらなる充実を図るため、拠点施設の建設事業費を補正計上するものです。1階は主に子育て支援に関するスペース、2階は主に生涯学習に関するスペース、3階は主に元希者に関するスペースを予定しており、平成28年度中の完成を予定しております。
次に、「健康ウォーキング事業」についてでございます。
スポーツの秋、そしてさわやかな気候と紅葉を楽しみながら参加していただけるよう、11月23日の勤労感謝の日に松原市のウォーキングイベント「ぐるっと松原健康ウォーク~歩いて見つけよう新しい松原!~」を開催いたします。本年は新たに松原の歴史や魅力を再発見してもらうために、長尾街道、阿保神社、熱田神社、屯倉神社などの代表的な史跡をめぐり、目で見て体で感じるウォーキングコース約6キロを設定いたしました。出発式には近隣市のマスコットキャラクターも駆けつけ、楽しく会場を盛り上げてくれます。コース内には、松原市のマスコットキャラクターグッズを販売するマッキーフェアブースの設置、休憩所でのお茶菓子の提供や完歩者へのお楽しみ抽せん会など、さまざまな企画がございますので、ぜひ多くの人に楽しんでいただきたいと考えております。
次に、「消防フェスタ」についてでございます。
「未来の防火リーダーたちへ」をキャッチフレーズに、次世代を担う子どもたちに本市の安心・安全をつないでいけるよう、市制施行60周年・消防本部発足50周年・消防団発足100年を迎えた節目に、「消防フェスタ」を開催いたします。「消防フェスタ」では子どもたちに救助ロープ渡り体験、ミニ消防車乗車、防火衣着装体験など、消防の仕事を楽しみながら体験してもらいます。また、オープニングイベントでは、消防本部、消防団のコラボレーションによる救助訓練も披露します。さらに、各体験コーナーでは、消防職員、消防団員の指導による消火器の的当てゲームや救命処置体験や放水体験を行い、子どもたちと積極的に触れ合う中で、いざというとき頼りになる身近な存在と感じていただきます。消防団のPRコーナーでは、消防団員の活動DVD上映など、消防団の魅力をご来場の皆様に理解していただき、消防団員の加入促進も行います。これらにより消防本部と消防団とが連携し、市民との協働で気づく安心・安全なまちづくりを強くPRしてまいります。
次に、「第6回まつばらマルシェ」についてでございます。
松原市の地産地消フェア「第6回まつばらマルシェ」を11月7日土曜日、8日日曜日に、松原中央公園を主会場として、産官学連携のもと開催いたします。「まつばらマルシェ」は、市内事業者や農業者が松原産の食品や農畜産物を紹介し、販売することにより、地産地消のより一層の普及と活性化を図りながら、内外に広く発信する催しです。本年も松原市内を中心に、60を超えるブースの出店を予定しております。また、昨年、好評をいただきました大阪の伝統工芸品の紹介及び伝統工芸士の指導による製作体験も実施いたします。さらに、本年は松原市の農家で栽培されためったに市場に出回ることがなく、希少価値の極めて高い「紅はるか」という品種のサツマイモを消費したスイーツを市内菓子店に協力してもらい、発表してもらいます。また、市内の事業者の製品などの展示を行い、技術力の高い物づくりにふれることで、松原市民として誇りを持てるよう本物のよさを感じていただきたいと思っております。
次に、「ゆるキャラグランプリ2015のエントリー」についてでございます。
本年につきましても、松原市マスコットキャラクターマッキーは、ゆるキャラグランプリにエントリーしています。マッキーは今回のゆるキャラグランプリで100位以内に入らなければ、公式キャラクターを辞退するという辞表を提出いたしております。市ではマッキーの100位入りを目指し、活動していくとともに、傷心のマッキーに対し広くエールを募っているところでございます。
最後に、9月定例会に上程いたします平成27年度一般会計補正予算の主な内容につきまして、ご説明いたします。
(仮称)元希者センター建設事業にかかわる工事費を追加するほか、岡町福祉会新堂保育園の建てかえ工事に対する市立保育所施設整備助成費、マイナンバー法の施行に伴う個人番号カードに交付にかかわる経費、給与総額見直し等による人件費の組み替えなどを補正するものでございます。これにより、平成27年度一般会計歳入歳出予算の総額は441億9,534万1,000円となるものでございます。
私から申し上げるのは以上でございます。よろしくお願いいたします。
司会
ありがとうございました。
それでは、総務部長、お願いいたします。
総務部長
それでは、私のほうから平成26年度普通会計決算の特徴という形の2枚もののペーパーがございます。そちらに従いまして、ご説明のほうをさせていただきます。
平成26年度の決算でございますが、前年度と比べまして、退職金の減少により人件費、減税補塡債等の減少によりまして公債費が減少したものの、臨時福祉給付金、子育て世帯臨時特例給付金、生活保護費、障がい者自立支援給付費などの社会保障経費が増加しまして、扶助費が増加しております。義務的経費では、そういった関係で大幅に増となっております。また、投資的経費につきましては、四つ葉幼稚園等の事業完了に伴い減となったほかは、財政調整基金などの積立金で減となっております。地方税収入につきましては、法人市民税や固定資産税などの増収などによりまして、地方税収総額が3年ぶりに増加したことや、消費増税に伴います地方消費税交付金の増、体育施設の指定管理者制度の導入や、公立保育所の民営化などの民間活力の導入などによる行財政改革を積極的に実施した結果、実質収支で2億1,500万8,000円の黒字となったものでございます。
2枚目の普通会計決算の表をちょっと見ていただきたいんですけれども、まず歳出のほうの主な特徴でございますが、扶助費が135億5,145万、8.1%の増となっております。先ほど申し上げましたように、臨時福祉給付金や子育て世帯臨時特例給付金、生活保護費などの増によるものでございます。公債費につきましては、42億4,328万7,000円で0.3%の減となっております。これにつきましては、過去の公共事業等債の償還終了に伴い、減となったものでございます。投資的経費につきましては、30億8,170万円で8%の減となっておりますが、小・中学校の屋内運動場非構造部材の耐震化や消防のデジタル無線、高機能消防指令台の整備、市立第三保育所の建てかえ、スポーツパークまつばらなどの整備に取り組んだものでございます。その他の経費につきましては、141億3,909万8,000円で0.2%の増となっておりますが、これは主に国民健康保険、介護保険などの繰出金が2.7%、約1億7,000万の増となったことなどによるものでございます。
歳入につきましては、地方税の決算額138億443万7,000円となりまして、前年度2.2%の増となっております。内訳といたしまして、企業の業績回復などによりまして、法人市民税が約2億6,664万円の増、固定資産税は土地の下落修正による減少があったんですけれども、新・増築家屋分と償却資産税の増によりまして6,916万8,000円の増となっております。また、消費税の5%から8%の見直しによりまして、地方消費税交付金が2億7,000万ふえているんですけれども、その半面地方交付税や臨時財政対策債は減となっているものでございます。
質疑応答
記者
消防フェスタですが、これは今回初めて実施するのですか。
市長
この規模で言うと初めてになります。
消防本部
消防フェスタ自体は、5年前、さらにまた10年前と、5年おきに開催しております。ただし、今回のような大きな規模での開催は初めてと考えております。
記者
ゆるキャラグランプリの締め切りはいつですか。
司会
11月16日です。
記者
今、何位ですか。
市長
72位です(9月2日現在)。
副市長
総合での72位です。
記者
毎年最後のほうは、順位がわからなくなるんですよね。
司会
そうです。例年、終盤にかけては順位は発表されず、最後に結果発表になります。
記者
辞表というのは、具体的にどうなるのですか。
市長
100位以内に入らないと、マッキーが公式キャラクターを辞退するという辞表です。
現在、僕が辞表を預かっていますので、結果を踏まえてマッキーと話し合って、市民の意見も広く聞きながら決めたいなと思っています。
うちの娘が「マッキーをやめさせないで」と言っていました。何とかそうならないように、市を挙げて応援していきたいと思います。
記者
あと資料にはないんですが、セーフコミュニティの関係と思うのですが、寝屋川であのような事件があり、青少年の深夜徘徊、外泊、そして今回捜査で非常に有力な手法となった防犯カメラなどの松原の現状をお願いします。
市長
見守り活動については生活指導などを既に教育委員会が行っています。
学校教育部長
子どもたちの深夜徘徊と生徒指導ということですが、本市は小学校単位、中学校単位の地域での登下校の見守りや、中学校区単位での地域教育協議会というところで、保護司や民生委員や自治会などさまざまな方にかかわっていただいています。
中学校区での大きなフェスタや、小学校においての毎月一、二回程度、土曜日は居場所づくりということで、地域の方に実施いただいております。また、青少年協議会の委員の皆さんとともに年何度か見回り活動等もしています。これは、虐待等でなかなか登校できないなど不登校の子どもが現認確認するということを毎月実施しています。
記者
事件を受けて、何か動きはありますか。
学校教育部長
昨日より学校が始まっております。学校のほうには、新学期の初めということもありますので、必ず現認確認をするようにということで指示を出しています。
市長
これは事件を受けてということではないんですが、うちはもともとお尋ねいただいているセーフコミュニティ、これに力を入れており、犯罪の防止対策委員会というところで、いろんなデータをもとに明るいまちづくりであったり、犯罪抑止につながるような対策を講じていこうということで非常に効果がある防犯カメラを町会で設置しています。
総務部長
町会は107台設置しています。
市長
幹線道路沿いに25台のカメラを新たに設置しました。8月から運営開始しております。
あのような事件を受けてというよりは、事件のないようなまちづくりということで、我々は以前から取り組んでおりました。この数年来で言いますと、予算も組んで実施しています。補正なども含め、町会や地域からそのような声が上がったら、臨機応変にカメラの増設を実施しようを考えております。
記者
在宅子育て世帯の支援事業と多子世帯教育支援事業で、それぞれ対象世帯が何世帯あるんでしょうか。
総務部長
在宅子育て世帯の支援は、約2,000世帯が対象となります。多子世帯教育支援事業は、約1,500世帯が対象となります。
記者
このような子育て世帯向けのクーポン券というのは珍しいんですか。
市長
最近は他市町村でも行われています。
記者
同じく関連ですが、多子世帯教育支援事業は、対象が学習塾だったり家庭教師だったりということなんですが、これは市内事業者限定ではないのですか。
市長
これは基本、市内で考えています。
在宅子育ても含め、両方とも市内のそのようなところを対象に考えております。
記者
学習にかかわる書籍購入も、市内の書店といった形なのですか。
市長
基本的にはそうです。これは、地方創生の関係で、市内という括りが一定あります。
市長公室長
あくまでも交付金の絡みもございますので、市内に限定させていただいています。
記者
元希者センターの建設費用ですが、完成イラストがあるんですが、3階建てで延べ床面積はどれほどなのでしょうか。
健康部長
3,693平米が敷地の面積でございます。
副市長
おおむねの概算設計はできていますが、まだ最終的な設計ができておりません。大体の面積は把握しております。
総務部長
建築面積が1,268平米。地上3階建てでございますので、延べ床面積は3,480平米でございます。
記者
この建設地ってもともと何があったところですか。
健康部長
幼稚園と保健センターです。
記者
市の土地ですよね。予算の約10億円というのは、ほぼ建設費だけでですか。
総務部長
建設費での予算です。
記者
工事着工はいつぐらいになりそうですか。
健康部長
工事が始まるのは来年の4月。それまでに基本的な土台作りです。4月から工事着工になります。
副市長
工事ですが少し早まると思います。
我々できるだけ早くに市民の方に利用していただきたいので、28年12月くらいまでに完成を見込んでいます。
記者
市長は、普通会計決算で経常収支比率が100億超えている、あるいはほかの公債費比率や将来負担比率などは、どのようにご覧になっているのですか。窮屈なのか、あるいは余り危機感はないのか、教えていただけますか。
市長
これは、ずっと危機感を持ってやってきました。きちっとこの間選択と集中、しっかり見直すべきところは見直しながら、松原市は安心・安全、あるいは予防というところに力を入れております。そのようなところは積極的に財源も人も力を注いできましたので、しっかり効果が出てきたと思います。地方創生ということで、この5年間でしっかり実績上げていかないといけません。地方創生と言葉は易しいんですけれが、5年でそれだけのまち・ひと・しごとなどの成果を上げていくには、非常にシビアなスパンだなと思います。
我々が目指すまちづくりをしっかり絵を描いて、天美地区のB地区のまちづくりなど、大規模商店の企業立地にも力を入れております。我々しっかりとやっていかないと、まだまだ辛い時期を迎えるなと思っていますので、まだまだ危機感を持って実施していきたいと考えています。
記者
財政的には、心配ないというお考えですか。
市長
やるべきことをやっていけば、大丈夫だと思っています。
記者
わかりました。