近年、時代の流れとともに地域コミュニケーションが弱体化し、地域社会がもっていた防犯機能が低下しています。
犯罪者が最も嫌がるのは、地域の連帯と信頼感だといいます。
地域住民が信頼しあい、連携し、「犯罪は許さない!」という姿勢を見せることが、大きな防犯効果を生み出します。
犯罪者の約6割が、「声をかけられたので犯行をあきらめた」と答えています。近所づきあいが活発で地域コミュニティがしっかりとしているまちは、犯罪に強いといえます。
皆さんひとりひとりの力を合わせて、安全なまちづくりをしていきましょう。
侵入盗被害の防止方法
泥棒をあなたのお宅に入らせないよう、防犯対策をとりましょう。
企業等では、防犯システム、防犯カメラを設置するのも効果的です。
防犯システムを設置していることを知らせる掲示等をして、泥棒にアピールしましょう。
侵入等防止のための対策
- 補助錠を扉の上部等に取り付けましょう。
- 補助錠を追加することにより、不正な解錠に要する時間が長くなります。
- 補助錠の種類、価格は様々です。その施工については専門の施工業者に依頼することが適当です。
- 扉の隙間を塞ぐため、ガードプレートを取り付けましょう。
- ガードプレートは、ホームセンター等で購入できます。価格も比較的安価で、ドリル・ドライバー等の工具で取り付けることができます。
ピッキングに強い錠
錠をCP錠(官民合同会議において一定の防犯性能が認められた錠)等の防犯性能の高いものに交換しましょう。
CP錠の種類、価格は様々です。錠前の専門業者等に相談し、用途にあったものを選びましょう。
窓の対策
窓からの侵入を防止するために、防犯フィルムの利用や防犯ガラスとの交換が有効です。外からは面格子、中からは補助錠や鍵付きクレセントなどでしっかりとガードしてください。
ご存知ですか
CPマーク「防犯性能の高い建物部品」
建物の設備面での対抗処置を講じることによって侵入犯罪の防止を図るため、平成14年に警察庁では国土交通省・経済産業省や建物部品関係の民間団体とともに「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」を設置、建物部品の防犯性能試験を実施し、その結果に基づき、「侵入までに5分以上の時間を要する」など一定の防犯性能があると評価された建物部品を「防犯建物部品」とし、「CPマーク」の使用を認めています。
盗まれたクレジットカードが悪用された犯罪
大阪府下では、空き巣や忍び込みの被害に遭われた方が被害に気付いて警察に届け出る前や被害に気付く前に、犯人が警察官やカード会社社員を名乗って電話をかけ、ことば巧みに暗証番号を聞き出し、その直後にコンビニエンスストア等に設置のATM等から現金を引き出すという犯罪が発生しています。
こんな手口が !!
- 1 被害に気付いていない被害者の方に、
「○○警察です。奥さんのカードが盗まれていませんか?
カードを止めるので暗証番号を教えてください」
- 2 被害者の方に、カード会社を名乗る社員から
「お宅からカードが盗まれたと警察から電話がありました。カードを止めるので暗証番号を教えてください。他に盗まれたカードはありませんか?最近は外国人窃盗団の事件もありますし。」
等の電話があった。
気をつけて!!
- 警察やカード会社が、電話で暗証番号を聞くことはありません。
- 侵入盗やその他カード等の盗難被害に気付いたら、すぐに警察に通報するとともに、カード会社に連絡して、カードの使用を停止しましょう。
- このような電話には、相手の氏名や連絡先等を聞くなど落ち着いて対応し、絶対に暗証番号を教えないようにしましょう。
ひったくり被害の防止方法
ひったくり防止対策の効果
「鞄等の安全な持ち方」の効果は98%
歩いているときのひったくり防止方法
・バッグを車が通る反対側の手にしっかりと持つ
・バッグ側に人が通れるスペースを作らない
「ひったくり防止カバー」の効果は100%
自転車乗車中のひったくり防止方法
自転車の前かごは、ひったくり防止カバーの正しい利用や雑誌・上着等でしっかりと蓋をして、荷物をガードしましょう。
ひったくりによる被害
ひったくりによる現金被害額はとても高額です。松原市内では、平均約2万円が一瞬で盗られているのです。ひったくりの防止対策と同時に、必要以上のお金や普段使わないカード類等を持ち歩かないようにように注意してください。ひったくりだけでなく、万が一落とした場合の被害も少なくすることができます。犯人の約8割が単車を使用しています。単車の音を聞いたら、後ろをチェックしましょう。あなたに隙がないことのアピールにもなります。
ひったくりはあなたの鞄を盗まれるだけではありません。とても怖い犯罪です。
鞄に入れている携帯電話やクレジットカードが盗まれて、個人情報が知られるおそれがあります。盗られるときに転倒して怪我をすることもあります。
外出されるときには、いつでも周りに気を配り、ひったくりに遭わないように注意しましょう。
車上狙い・部品狙い被害の防止方法
車上狙いの被害
車から降りるときは、たとえ短時間でも、いつも停めている駐車場であっても、絶対に荷物を置き去りにしてはいけません!!
部品狙いの被害
車から離れるときには、ボディカバーを利用しましょう。取り外しのできるカーナビゲーションは、車に残さないようにしましょう
駐車するときには
店舗の駐車場等に駐車するときは
- 少しの間でもエンジンキーを抜き、ドアロックをしましょう。
- 車内にバッグ等を置いたまま離れないようにしましょう。
- 照明のとどく明るい位置や店内から見えやすい位置を選んで駐車しましょう。
普段からは
- ボディカバーで車を覆いましょう。
- 監視者のいる駐車場の利用をお勧めします。
子どもが被害に遭わないために
誘拐等の犯罪に巻き込まれないよう、普段から「5つの約束」等ご家庭や地域での教育、見守りをよろしくお願いいたします。
【地域の皆さんで】 子どもの様子をうかがう、車から子どもに話しかけるなどの不審者を見かけたら、子どもを守り110番しましょう。 車などで子どもが連れ去られそうになっているのを見かけたら、大声で近くの人に知らせて、110番通報しましょう。 【子どもたちに伝える5つの約束】 一人で遊びません。 知らない人について行きません。 連れて行かれそうになったら、大声を出して助けを求めます。 誰とどこで遊ぶか、いつ帰るか家の人に言ってから出かけます。 お友達が連れて行かれそうになったら、すぐに大人の人に知らせます。
- 一人で遊びません。
- 知らない人について行きません。
- 連れて行かれそうになったら、大声を出して助けを求めます。
- 誰とどこで遊ぶか、いつ帰るか家の人に言ってから出かけます。
- お友達が連れて行かれそうになったら、すぐに大人の人に知らせます。