台風とは？
熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼び、このうち北西太平洋で発達して中心付近の最大風速がおよそ17メートル毎秒以上になったものを「台風」と呼びます。
台風に関する情報の中では台風の大きさと強さを組み合わせて、「大型で強い台風」のように呼びます。
例えば「強い台風」と発表している場合、その台風は、強風域の半径が500キロメートル未満で、中心付近の最大風速は33から43メートル毎秒あって暴風域を伴っていることを表します。強風域の内側で平均風速25メートル毎秒以上の風が吹いている範囲を暴風域と呼びます。
台風の大きさ
強風域（風速15メートル毎秒以上の強い風が吹いている範囲）の半径で表す
- 大型（大きい）500キロメートル以上800キロメートル未満
- 超大型（非常に大きい）800キロメートル以上
台風の強さ
「最大風速」で表す
- 強い 33メートル毎秒以上44メートル毎秒未満
- 非常に強い 44メートル毎秒以上54メートル毎秒未満
- 猛烈な 54メートル毎秒以上
台風による大雨
日本付近に梅雨前線や秋雨前線などが停滞している時に台風が近づいてくると、台風が遠くにあるうちから強い雨が降り出すことがあります。
このようなときには、雨が降る時間が長くなることが多く、さらに台風が通過するときに一層激しい雨が加わって大雨となり、洪水やがけ崩れなど大きな災害につながることがあります。
集中豪雨
「集中豪雨」は、狭い範囲に大量の雨の降る現象です。
都市部では、アスファルトやコンクリート舗装が増えたため、雨が地中に吸い込まれないので、その結果、排水口やマンホールから逆流が起こり、低地での浸水などが発生します。