消防本部では、令和2年11月6日（金曜日）、新型コロナウイルス感染症の患者、または陽性疑いのある患者を搬送する際、同乗家族、救急隊員などへの感染防止策の強化として「搬送用アイソレーター」の運用を開始しました。
導入の経緯
新型コロナウイルス感染症拡大する中で、インフルエンザの流行と重なることが懸念されることから、市民が安心できる安全な救急体制を確保するために、市内発生当初から導入準備を進めたものです。
搬送用アイソレーターとは
収容カプセルの内部を陰圧にし、患者の呼気、飛沫に含まれる感染源の拡散を防止するとともに、内部の空気を殺菌装置を介して排出し、感染患者の安全な搬送が可能となります。
アイソレーター全景
カプセル内の感染源を殺菌装置（画像内の緑色の装置）を通して排出します。
救急車内へ収容する状況
救急車に積載の既存のストレッチャーに取り付けが可能で、殺菌装置は持ち運びも可能です。
救急車内での処置状況
搬送中でも6カ所の処置用の操作孔からの処置が可能です。