消防団とは…
消防団は、消防組織法に基づき、市町村に設置された消防機関のひとつです。
その任務は、消防本部や消防署と同様に消防組織法第1条に定められています。
消防組織法第1条
「消防は、その施設及び人員を活用して、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災又は地震等の災害を防除し、及びこれらの災害による被害を軽減することを任務とする。」
消防団員は、自営業や会社員といった本業を持ちながら、「自分たちのまちは、自分たちで守る」という郷土愛護の精神のもと、災害発生と同時に市内各所に設置された消防団屯所サイレンで招集され、災害防除にあたるなど、日夜、地域の安心、安全を守っています。
消防団の招集(サイレンの吹鳴)
火災などの一刻を争う災害が発生した時は、いち早く消防団員を招集するため、市内5ヶ所に設置されたサイレンを吹鳴しています。
サイレンの吹鳴については、消防法施行規則第34条に基づく「出場信号」といわれるもので、消防団員の招集だけでなく、市内での火災発生を市民の方々に知らせるものです。
(訓練で吹鳴することもあります。)
音が大きいため驚かれると思いますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
下記に吹鳴方法をお示しします。
出場信号 ●―●―●― (● 5秒吹鳴 ― 6秒停止)
また、消防署では災害情報案内(自動音声電話番号:072-332-5119)を行っています。
災害活動
消防組織法に定められているように、消防団は、火災だけでなく、地震や風水害といった大規模災害発生時における救助、救出活動、避難誘導なども行います。
また、地域の実情や地理に長けているとともに、大量動員が見込まれることなどから、地域防災の要として、重要な役割を担っています。
その他の活動
吸水・放水訓練
消防団の活動は多岐にわたることから、本業が終わった夜間や、休日などを利用し訓練を実施、消防技術の向上に努めています。
初動体制訓練
大規模震災が発生した場合、いち早く被害状況等の情報を収集し伝えことができるように、無線をつかった交信訓練を行うとともに、管轄区域内にある危険地域(震災時)の有無などを確認しています。
上級救命講習
消防団員は、地域防災のリーダーとして必要な応急処置の技術及び知識の習得、救命率の向上を目的とし心肺蘇生法に加え止血法や担架法等のカリキュラムを含む上級救命講習を毎年1回受講しています。
交通安全・消防団活動安全管理講習
毎年、松原警察署員を講師に招き、交通安全講習を実施しています。
また、公務災害を防止する目的から安全管理や健康管理について、消防本部職員より講習を行っています。
町会との合同訓練及び訓練指導等
管轄地区の町会において初期消火方法指導や合同での消防訓練を実施し、地域住民の防火・防災意識の向上に努めています。
警戒・広報活動
毎月10日 市内警戒活動
夜間、赤色灯を回し市内を巡回する消防車を見かけたことはないですか?
消防団では毎月10日、広報文を流しながら市内の警戒活動を行っています。
火災予防運動出陣式
毎年春、秋に実施されています全国火災予防運動の一環として、消防団では松原市婦人防火クラブ連合会と合同で市内巡回広報活動を実施しています。
建物火災の過半を占めている住宅火災の発生を防止するため、巡回広報活動を実施し、地域の皆様に対し火災予防思想の高揚を図っています。
全国火災予防運動実施の期間
春 3月1日から3月7日の一週間
秋 11月9日から11月15日の一週間
研修・合同訓練
研修
消防団員として、消防、防災に関する更なる知識や技術向上のため、各研修等に参加しています。
- 基礎(初任)教育訓練
- 現場指揮課程
- 消防団員特別研修機関科
- 初級指導課程
- 第三級陸上特殊無線技士養成課程
等
大阪府消防協会南河内地区支部総合訓練
毎年8月に南河内地区9市町村の消防団が一同に集結し、規律訓練や9市町村消防団による一斉放水訓練、又、優良消防団員への表彰といったことが実施されています。(開催場所は、9市町村が持ち回りにより毎年変更されています。)
大阪府消防大会・大阪府消防操法訓練大会
毎年、9月の第1日曜日に大阪府下の消防団が一同に会し、大阪府消防大会が開催され、松原市消防団も参加しています。大会では、消防操法訓練大会も実施され、ポンプ車操法の部、小型動力ポンプ操法の部ともに、日頃の訓練の成果を互い披露しあう熱い訓練が行われています。
松原市消防団においては、南河内地区の輪番でポンプ車操法の部に出場しており、この大会に向け半年以上の長い期間、仕事の後、疲れのある中、夜間に訓練を行っております。
過去 松原市消防団 大阪府消防操法訓練大会結果
平成5年度 ポンプ車操法の部 優勝
平成6年度 ポンプ車操法の部 優勝 全国大会出場 敢闘賞
平成16年度 ポンプ車操法の部 第3位
平成22年度 ポンプ車操法の部 第2位
平成25年度 ポンプ車操法の部 敢闘賞
平成28年度 ポンプ車操法の部 優勝