食べ物などが、のどに詰まったとき
傷病者が咳をすることが可能であれば咳をできるだけ続けさせる。(咳は、異物除去に最も効果的!)
成人・小児に対する気道異物除去(背部叩打法)

反応がある場合には、ひざまずいて、傷病者を自分の方へ向けて側臥位にします。
手の付け根で、肩甲骨の間を力強く何度も連続してたたきます。
乳児に対する気道異物除去(背部叩打法)

反応がある場合には、乳児に対しては背部叩打法のみを実施します。
救助者の片腕の上に乳児をうつぶせに乗せ、手のひらで乳児の顔を支えながら、頭部が低くなるような姿勢にして突き出します。もう一方の手の付け根で、背中の真ん中を異物が取れるか反応がなくなるまで強くたたきます。
反応がない場合、あるいは最初は反応があって応急手当を行っている途中にぐったりして反応がなくなった場合には、ただちに通常の心肺蘇生法の手順を開始します。