検証と協働の仕組みにより、松原市を世界基準の安心安全なまちへ!!
◎セーフコミュニティとは?
ケガを引き起こす事故などは偶然起こるのではなく、予防することができる!
事故や自殺、暴力(虐待)による傷害や死亡は、21世紀の課題とされています。
これら事故や怪我等は、偶然起こるものではなく、予防できるという理念のもと、行政や医療機関、自治会組織をはじめとした市民の皆様等多くの主体が協働してケガや事故の原因を取り除くことにより、人と人とのつながりを大切にした住みよい健やかなまちづくりを進める取り組みです。
直訳すると『安全な地域』と表記できるこの活動は、スウェーデンのカロリンスカ大学(研究所)とWHO(世界保健機関)との協働で始まり、現在は一定の基準を満たした地域に対して、セーフコミュニティ認証センターが認証を行っています。
セーフコミュニティとは (JPG 209KB)
◎大阪初のセーフコミュニティ国際認証都市!
松原市は、平成25年11月16日に大阪初、日本で8番目、世界で323番目のセーフコミュニティ国際認証都市となり、平成30年11月18日に再取得しました。さらに再認証取得後から5年間、コロナ禍でも活動を進め、市民の皆さまと行政、関係機関等が協働で進めてきたセーフコミュニティ活動が高い評価受け、令和5年11月19日には3度目の国際認証を取得することができました。現在は4度目のセーフコミュニティの国内認証の取得に向け、動き出しており、認証はゴールではなく、安心・安全のまちづくりのを継続していくことが必要となります。けがや事故などの外傷予防に努め、誰もが住みたい、住み続けたい魅力あるまちづくりを、市民の皆さまとともに進めていきます。



◎セーフコミュニティってどんな効果があるの?
地域が主体となることで、人と人との信頼や絆が回復し、安心で安全なまちづくりを進めることにより、次のような効果が期待できます。
1.地域の安全が向上します!
同じ場所で、同じように怪我をする、また事故が起こるというようなことはありませんか?ほとんどの事象は偶然起こるのではなく、必ず何か原因があります。その原因を把握し、対策を施すことで未然に事故そのものを防ぐことができます。セーフコミュニティの先進地であるスウェーデンなどでは、この取組みを進めることにより、外傷や事故が約30%も減少しています。
2.地域コミュニティ再生のきっかけになります!
地域のことはそこで暮らす人々が一番よく把握しています。「みんなが事故にも遭わず、犯罪にも巻き込まれずに、安心して暮らしていくにはどうすればいいのか」を、地域住民が考え、力を合わせてその原因を取り除いていく。この過程を経ることで、人と人とがお互いに信頼しあえる地域を再生し、安心で安全に暮らせるまちづくりが行えるものです。
3.地域のイメージアップになります!
心の通う安心・安全なまちづくりが進むと、地域のイメージアップが図られます。松原市に住みたいと望む人々がきっと増えることでしょう。また、一人一人が主体となってまちづくりを進めることで、私たちのまちを「自分たちの誇り」にすることができます。
4.医療費等社会保障費の削減に効果があります!
社会の高齢化に伴い社会保障費は、年々増加の一途を辿っています。外傷や事故等を未然に防ぐ取組みを進めることにより、これまで必要とされた医療費や介護費用を削減することができるかもしれません。削減した分は、別の事業の財源とすることができます。スウェーデンの取組み例では、外傷や事故が約30%減少したことに伴い、社会保障費についても実際に減少したとの報告があります。
◎国内の認証等の状況
現在、世界では420を超える地域(令和5年10月現在)が認証を受けており、日本では平成20年に京都府亀岡市が初めて認証を受けました。少しずつではありますが、取り組みを開始する市町村や認証を取得する市町村も増えてきました。
セーフコミュニティ認証自治体
京都府亀岡市(平成20年3月)
青森県十和田市(平成21年8月)
神奈川県厚木市(平成22年11月)
東京都豊島区(平成24年11月)
大阪府松原市(平成25年11月)
福岡県久留米市(平成25年12月)
埼玉県秩父市(平成27年11月)
鹿児島県鹿児島市(平成28年1月)
福島県郡山市(平成30年2月)
埼玉県さいたま市(令和元年11月)
山梨県都留市(令和3年8月)
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