特定外来生物にご注意ください

更新日:2023年9月7日

カミキリムシ

クビアカツヤカミキリ

基本情報

クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木に発生し、枯死させる外来生物です。
平成30年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」による特定外来生物に指定され、飼養、保管、運搬、輸入、野外への放出等が原則禁止されています。

名称:クビアカツヤカミキリ
分類:コウチュウ目・カミキリムシ科
体長:2から4センチメートル(成虫)
分布:中国、朝鮮半島、ベトナムなど
特徴
・からだ全体が黒く、光沢がある
・頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起がある
・成虫はジャコウのような匂いを放つ
生態
・成虫の発生期:6月から8月頃
・幼虫の活動期:3月から10月頃
被害樹種:サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木

 

ツヤハダゴマダラカミキリ(令和5年9月指定)

基本情報

主な被害として、幼虫が樹木の内部を食い荒らし、倒木などの被害をもたらすおそれがあります。
日本ではこれまで宮城県、福島県、茨城県、埼玉県、富山県、愛知県、兵庫県、山口県の8県で確認されています。

名称:ツヤハダゴマダラカミキリ
体長:約2から4センチメートル
特徴:光沢のある黒色の体色に白色の斑紋がある
生態
・幼虫はしばらく樹木の内部で過ごし、成虫になると樹から出てくる
・成虫は5月から10月に出現し、産卵を行う
被害樹木:トチノキ属、ニレ属、カエデ属、ヤナギ属、リンゴ属、ナシ属、サクラ属など

注意)在来種であるゴマダラカミキリに非常によく似ていますが、頭の下に白い紋がない点で区別できます。

 

サビイロクワカミキリ(令和5年9月指定)

基本情報

主な被害として、幼虫が樹木の内部を食い荒らし、倒木などの被害をもたらすおそれがあります。
日本ではこれまで福島県で確認されています。

名称:サビイロクワカミキリ
体長:約3から4センチメートル
特徴
・錆びた色合いの体に白い斑紋がある
・胸部に近い羽部分に粒状突起がある
生態
・幼虫は樹木内部で約2年間過ごす
・成虫は7月から9月に出現し、夜間に交尾や産卵を行う
被害樹木:イヌエンジュなど

 

(参考)ツヤハダゴマダラカミキリとサビイロクワカミキリについて(Wordファイル:537.5KB)

 

こんな状況を発見したら

上記のカミキリムシの被害は、生きている樹木の幹や根から幼虫が排出するフラス(木くず・糞の混合物)の特徴から概ね判断することができます。
大量のフラスやうどん状に固まったフラスなど、これらのカミキリムシによるものと疑わしい状況を発見した場合は、可能な範囲で写真を撮るなどをして、環境業務課へ連絡してください。

 

防除について

成虫については、被害拡大防止のため、見つけ次第、その場で踏みつぶすか、市販の殺虫剤をかけて捕殺するようにお願いします。捕まえて飼ったり、生きたまま持ち運んだりすることは違法となるのでご注意ください。
幼虫については、樹幹や根から排出するフラスを掻き出し、食入によりできたトンネル内にいるものを長い針金などで刺殺するか、ノズル付きの市販の殺虫剤を注入して殺してください。また、防風ネット(きめの細かいもの)等を樹幹に巻き付けることで、樹から脱出した成虫がほかの樹へ移動するのを防いでください。

クビアカツヤカミキリ(成虫)

クビアカツヤカミキリ(成虫)

カテゴリー

お問い合わせ

松原市 市民生活部 環境業務課

〒580-8501大阪府松原市阿保1丁目1番1号

電話:
072-334-1550(代表)