（ぬのせいせき）
松原市北新町1・2丁目、南新町1丁目所在
近鉄南大阪線布忍駅西方の西除川両岸にわたって広がる遺跡です。遺跡内では未だ大規模な発掘調査は行われておらず、詳細はよくわかっていません。しかしながら本遺跡内には中世の大寺院と目される「永興寺」（ようこうじ）があったとされています。現在、本地域周辺に位置する布忍寺（東之坊）や大林寺などは、永興寺に数多くあった塔頭（たっちゅう）の一が継承されているものと言われています。
昭和54年（1979）に永興寺跡の中心部分と思われるところで小規模な発掘調査が行われました。寺院に直接関係する遺構は確認できませんでしたが、平安時代後期の軒丸瓦など多数の瓦片の出土があり、平安時代後期創建とされる永興寺の存在を裏付けました。
このページで公開している情報は CC BY 4.0(クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス)の下に提供されています。 出典を明記することで、自由に利用することができます。二次利用の制限はありません。利用される方はライセンスの内容をご確認ください。