中高層建物の直結給水が10階程度まで可能になります!
直結増圧給水方式について
給水方式には、配水管から直接給水する「直結方式」と一旦貯水槽(受水槽等)に貯めてから給水する「貯水槽方式」があります。3階以上の建物等への給水は配水圧のみで給水できないために貯水槽による給水方式でしたが、増圧ポンプを設置することで、10階程度までの建物について直結給水できるようになりました。これを「直結増圧給水方式」と言い、これにより安全でおいしい水を送ることができす。
直結増圧給水方式の特徴は
貯水槽の清掃や点検などの衛生管理費用が削減でき、省エネルギー、省スペース化が図れるなどの利点があります。
対象となる建物は
3階以上10階程度までの共同住宅、事務所などの建物です。ただし、一時的に水を多量にご使用になるホテル、デパートなどの大型ビルや緊急時に給水確保が不可欠な病院施設、水の逆流により配水管に影響をおよぼす薬品工場等は対象となりません。
工事費用の費用負担は
維持管理費用を含め、すべて所有者(設置者)の負担です。
直結増圧給水方式の適用条件は
- 給水引込管の口径が50ミリメートル以下の建物
- 配水管の口径が75ミリメートル以上(給水引込管の口径が50ミリメートルの場合は100ミリメートル以上)
- 建物全体の最大使用量が1分あたり236リットル以下(ファミリータイプで43戸まで)
- 使用圧力が0.75メガパスカル以下の増圧装置で給水できる建物
- 上下水道部で定める施工基準に適合すること
詳しくは上下水道管理課までお願いします。