不正な消火器の訪問点検

更新日:2018年12月13日

消火器の訪問点検

高額、不適正な消火器の訪問点検にご注意

会社や事業所には訪問販売法にいうクーリングオフは適用されません。(訪問販売法第10条)

訪問点検業者の手口

  • 訪問する前に電話をかけて本社からの依頼を装ったり、出入りの業者であるかのように装い信用させます。
  • 訪問後、すばやく消火器を集め、預かり書などと言って内容をよく説明せずにサインや押印を求めます。
  • サインの入った契約書をたてに高額の費用を請求します。
  • この他にも点検の承諾をあいまいにすると一方的に点検を開始し、脅迫的な言動を取る事もあります。

トラブルを防止する為に

  • 訪問点検の申し入れがあった場合、指定の業者があることを告げて、はっきりと点検を拒否する。
  • 訪問業者の差し出す書類にサインや押印をしない。
  • 従業員や社員に悪質訪問点検業者の存在や手口を教え、みだりにサインや押印をしないよう徹底する。

トラブル事例

私立高校の事例

休日、学校に電話があり、『今から消火器の点検に行きます。』と言うので、いつもの点検業者だと思い承諾した。数分後に3人が事務所窓口に来たので事務員がサインした。2時間後に集金に来ると言うので内容を確かめたところ、高額であることに驚き、警察や弁護士に相談した。だまされたのだから支払いの義務はないとの見解だったが、その点検業者から、裁判所に訴えるなどの脅迫的な言動もあり、後々面倒と思い支払うこととした。

請求額

消火器65本詰替え

1,477,000円

薬品会社の事例

『消火器の点検に来ました。』と言って窓口の女子事務員に契約書にサインを求め、消火器32本を集めて持ち去った。数時間後、消火器を持参、薬剤詰め替え代金の支払いを求められたが、不当に高額であったため社内で問題となり紛糾した。会社の信用問題もあるので、不当な請求を承知の上で支払いをした。

請求額

消火器32本詰替え

516,000円

運送会社の事例

『消火器の点検に来ました。』と作業着を着た3人が会社窓口に現れ、出入りの点検業者だと思い点検をお願いし、契約書の内容もよく見ずにサインをした。他の社員が、いつもの点検業者と違うことに気づき、中止を求めたが、もう点検しているからと、点検料金を請求された。抗議をしたが、点検業者は契約書のサインの有効性を主張し、紛糾した。脅迫的な言動もあり、会社の信用を考え支払う約束をした。

請求額

消火器30本詰替え

315,000円

電力会社の事例

会社からはなれた場所にある倉庫において、『消火器の点検に来た。』と言って、消火器を集めて持ち去った。その際、契約書にサインを求められたが、預かり書と思いサインをした。数時間後、騙されたことに気づき、会社に連絡した。出入りの点検業者と誤認して承諾したものであるため、警察、弁護士と相談の上、『支払わない。』とその点検業者に伝えた。消火器は、その点検業者が持ち去ったままになっている。

請求額

消火器9本詰替え

233,000円

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松原市 消防本部 予防課

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