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親と子でよむヒューマン絵本

更新日:2021年5月12日

 「人権」を身近に考えるきっかけとして、平成6年より毎年1冊づつ「親と子でよむヒューマン絵本」を発行しています。9作目からは、松原市内の高校の生徒と協働制作もしています。
 少しでも「人権」について親子で話していただくために、ぜひご活用ください。
 絵本をご希望の方は、市役所5階の人権交流室にございますので、どうぞお越しください。

1. てんとうむし山のおばけ

絵本『てんとうむし山のおばけ』の表紙

 人の心を傷つける無責任なうわさ話にとらわれることなく、真実を正しく知ることの大切さを、てんとうむし村の長太の行動を通して、やさしく説きます。

2. クリスマス・プレゼント

絵本『クリスマス・プレゼント』の表紙

 クリスマスの日のゆみちゃんとおばあさんの偶然の出会いから、子どものもつ力を信じること、子どもを、ひとりの人間として尊重することの大切さを描きます。

3. ミュウミュウのゆめ

絵本『ミュウミュウのゆめ』の表紙

 市内に通う中学生をモデルにした、星の谷の鹿ミュウミュウが虹の森(まつばら)で出会った大きな夢とは? 多文化共生について考えます。

4. はじめてのことば

絵本『はじめてのことば』の表紙

教科書無償配布や義務教育について、トモ君がおじいちゃんといっしょに考えます。

5. せかいのやくそく

絵本『せかいのやくそく』の表紙

 1998年は、世界人権宣言が国連で採択されて50年目の年。その年に作られた絵本で、なぜ世界人権宣言が採択されたかを、振り返ります。

6. ねぇ なんで

絵本『ねぇ なんで』の表紙

 日常ありがちな素朴な疑問。何げなくやり過ごしていることに目を向けてみましょう。

7. ギョーザだいすき

絵本『ギョーザだいすき』の表紙

 男だから、女だからにとらわれず、みんな個性をのばして自分らしくいきいきと生きられるようにとの思いで、松原さんちの夕飯どきの風景を描きます。

8. こどもの権利条約

絵本『こどもの権利条約』の表紙

 21世紀は、人権の世紀といわれているにもかかわらず、その21世紀を担う子どもたちをめぐる悲しい事件が後を絶ちません。1989年国連で採択され、1994年に日本で批准されたこどもの権利条約。わかりやすい日本ユニセフ協会の訳文を親子で読んでみてください。
 子どもたちのエンパワーメントにつながることをいのって……。

9. ボクは生まれつき…

絵本『ボクは生まれつき…』の表紙

 あたりまえのことですが、地球には60億の人が住み、だれ一人として同じひとは存在しません。国籍が違ったり、言葉が違ったり、肌の色が違ったり、文化が違ったり、習慣が違ったり、どれ一つとっても一定の基準には当てはめられません。違うことを理由に様々な不利益をこうむったり、いやな思いをする人々がたくさんいます。誰もが、幸せに暮らすには一人ひとりが違いを認め合い、尊重しあうことが大切です。

10. ボク、ゆうき

絵本『ボク、ゆうき』の表紙

 犬や猫などの動物とふれあうことは素晴らしいことです。また、動物達と共に生活し、ふれあうことで私たちは心の豊かさや潤い、安らぎを得ることができます。そのような生活を通し、”命の大切さや尊さ”を認識し、”人とひと”との関係においても、お互いを認め合い共生できる社会が築けるのではないでしょうか。

11. ありがとう~ゆりとママのやくそく~

絵本『ありがとう~ゆりとママのやくそく~』の表紙

 「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」は、基本的人権が子どもにも保障されるべきことを国際的に定めた条約です。この条約は、前文と本文54条からなり、生存、保護、発達、参加という包括的権利があることを謳っています。しかし、世界ではまだ多くの子どもたちがそういった権利を奪われ、様々な困難な状況に置かれており、日本においても子どもへの虐待という悲しい事件が多く発生しています。そこで、親子関係をはじめ日常の生活の中での人や心のすれ違いについて考えました。この本を読んでいただき、子どもたちとの関係を見つめなおし、”子どもたちにとって一番良いことは何か”ということを一緒に考えてみませんか。

12. モモのきもち みんなのおもい

絵本『モモのきもち みんなのおもい』の表紙

 「自分ではどうすることもできないことで、無意識な発言で傷ついたり、仲間はずしにあったり差別的な扱いをされると本当につらいことで、あってはいけないこと」。さまざまな感染症やHIV、ハンセン病などへの偏見や差別をなくし、誰もが「自由に」「安心して」「自分らしく幸せに」生きる為に、幼少期から家庭や地域で学習していくことが大切です。”学習や啓発の大切さ”に気づき、一人ひとりが「何ができるのか?」を考えるきっかけになればという思いで作りました。

13. 月とうさぎと青いこども

絵本『月とうさぎと青いこども』の表紙

 主人公の「青い子ども」がある『ことば』」を言われ、傷ついたり喜んだりしたことで、『ことば』の力に気づき考えます。
 『ことば』の使い方、『ことば』の力について、親子一緒に改めて考えていただくために作りました。読み聞かせ絵本としてもご活用ください。

(2013年2月には、この絵本を原作とした演劇も公演されました)

14. どうぶつ王国のレースのゆくえ

絵本『どうぶつ王国のレースのゆくえ』の表紙

 この絵本に登場する動物たちはたくさんの仲間と出会いました。レースを通じて人と関わっていく中で、多様な個性やちがいを認め合い、人とつながることができてはじめて、互いに豊かな人間関係を築くことができます。
 自分を大切にし、相手を尊重することの大切さに気づき、『人と人のつながり』について考えるきっかけにしていただければと思い作成しました。
 また、動物たちの絵もたくさんあり、カラフルで小さい子どもから大人まで楽しんでいただけると思います。

15. ボクとぼく

絵本『ボクとぼく』の表紙

 世界人権宣言60周年をむかえ、差別や人権侵害、さらには戦争がなくなり、誰もが幸せに暮らす社会の実現のためには「一人ひとりが違いを認め合い、お互いがかけがえのない存在であり、尊重しあうことが大切なこと」と思います。

16. なかよしこよし ぷくぷくぷ

絵本『なかよしこよし ぷくぷくぷ』の表紙

「一人で生きているようで、実はそうじゃない。一人ひとりが自由に自分の世界を持ちながら、誰かとつながり支えあっていきている」というメッセージを、クマノミとイソギンチャク、ウミガメとチョウチョウウオなど海の中の生き物が共生する様子から伝えます。

17. いっしょにあそぼう

絵本『いっしょにあそぼう』の表紙

「協力することの大切さ」を子どもたちの遊びの様子から考えます。手書きの字体と色紙の貼り絵がいい味を出している絵本です。

18. わたしたちの「生きる」

絵本『わたしたちの「生きる」』の表紙

 東日本大震災以降、「生きるとはなにか」「今を生きるとは」を深く考え、何かを伝えたいという想いで高校生と取り組みました。高校生の視点でつぶやかれた「言葉」や高校生の目線で撮られた「瞬間」が盛り込まれた本になっています。自分たちにとって「生きる」ことについて改めて考えてみてください。

 

19. ココロの花

絵本『ココロの花』の表紙

 お互いにひとりぼっちだった、たねと女の子。その二人が出会い、互いの心と体に栄養を与え、自尊感情を高め合っていきます。最後には「ありがとう」という言葉をかけあい、互いを認め感謝できる存在になりました。
 誰かに栄養を与えられる、誰かから栄養をもらえる、そして自分も大事に相手も大事に思えるような関係を築く大切さを訴えかける絵本です。

20. おかあさん あのね

絵本『おかあさん あのね』の表紙

忙しいお母さんを見て、笑顔のお母さんを見て。たろうくんは、表情や気持ちを様々に変化させます。子どもから発せられる自由な表現に「気づき」、その気持ちを「受け入れ」、そして「応える」。この過程を、見つめ直すきっかけになる一冊になればと思います。

21. あったかいきもち

絵本『あったかいきもち』の表紙

この町に引っ越してきて1年のロナウドおじさんは、愛犬のジョンと一緒に散歩に行きます。しかし友達は用事があるらしく、どこに行っても誰にも会えません。「もう仲良くなれたと思っていたのに…」と、寂しい気持ちで家に帰ろうとすると…。

「誰もが幸せに暮らせるまちづくり」、そして「人と人とのつながり」をテーマに作成しました。自分にできることを自分のできる範囲で行い、誰もが幸せに暮らせるまちをともに作る。この絵本を読んで、そう考える機会になってほしいです。

22. 君はどうする?

絵本『君はどうする?』の表紙

初めて巣から出たうさぎの子どもは、たくさんの生き物に出会います。しか、きりん、アリ、などなど。たくさんの動物、そして、いろんなうさぎがいることを、お母さんから教えてもらったうさぎの子どもは、様々な友達を作ってみたいとワクワクしました。

このうさぎの子どもが抱いた「ワクワク」を、読者にも抱いてほしいと思います。この「ワクワク」は、隣の人や地域の人、世界の人々との出会いへ繋がります。その出会いの中で、文化的背景や習慣の違いを知り、気づくことができるでしょう。「多様化共生」をテーマにしたこの作品を読んだ後に「君はどうする?」と聞かれて、あなたはどのように答えますか?

23. ともだち

絵本『ともだち』の表紙

友達と公園で遊んでいると、砂場で女の子が一人で遊んでいるのを見かけました。「一緒に遊ぼう」と後ろから呼びかけますが、女の子は返事をしてくれません。後で女の子の方を見ると、その子のお母さんと2人で手を使って話す姿がありました。

この絵本は「障害」をテーマに作りました。「障害」は、「障害」を持つ人ではなく、「社会」が作り出しています。社会がその「障害」を取り除いていかなくてはなりません。また、「障害」の有無に関係なく、一人ひとりの得意なことや苦手なことに気づき、互いに支えあうことで、みんなが輝き、活き活きと暮らせる社会ができることが望まれます。

(2018年10月発行の人権教育啓発情報誌『アイユ』に掲載、紹介されています)

24. 先輩!~あなたの元気はどこから~

絵本『先輩!~あなたの元気はどこから~』の表紙

松原市では65歳以上の高齢者のことを、「いつまでも希望を持って、元気に暮らしていただきたい」との思いから「元希者」と呼んでいます。元希者の皆さんは、各地域で知恵を出し合い、地域で暮らすために、様々な活動をされており、多様な意図を持って生きがいづくりに取り組んでいます。

元希者の皆さんが何を思い、何を考えて暮らしているのか。また、皆さんがどのようなかかわり方をすることが望ましいのかを考えるきっかけになり、「誰もが住みやすいまち 松原市」の実現を願っています。

25. きっと明日は…

絵本『きっと明日は…』の表紙

遊具やおもちゃの使い方で、「たかしくん」と「ぼく」はいつもケンカをしてしまいます。自分の思いだけを優先する「ぼく」に、嫌な思いをする「たかしくん」。それをわかっていながら知らないフリをしている「ぼく」は、「たかしくん」や他のお友達とも遊べなくなり、とても悲しい気持ちになります。

この絵本は「子ども」をテーマに作りました。自分や相手のことを認め、わかり合おうとする「尊敬」。不公平な状態に気付き、正そうとする「公平」。そのような、しっかりとした人権力を身につけ、いじめのない「たのしいあそび」が展開されることを願っています。

26. みんなのいろ

絵本『みんなのいろ』の表紙

ある日、お花が大好きな子が小さな種を植えました。しかし、どれだけ待ち続けても、なかなか芽が出てきてくれません。そこへ赤いじょうろを持った子や、緑のお花をつけた子など、次々といろんな子がやって来て、種を育てるために様々な方法を試します。

この絵本は「外国人」をテーマに作りました。それぞれの違いや大切にしているものを認め合うことで、視界が広がり、今まで見えなかった「素敵なもの」を見つけることができるかもしれません。お互いを信じ、想い合うことができれば、困難の先にかけがえのない「大切」が生まれると信じています。

 

 

27.自分のことを大切に-こころの声を聞いてみよう-

絵本『自分のことを大切に-こころの声を聞いてみよう-』の表紙

この作品は、松原市セーフコミュニティ活動(自殺予防対策委員会)で実施している『こころの健康促進講座』のテキストを絵本にしたものです。

人は、いろんな感情を持ち、毎日を生きています。時にはうまくいかなくて、つらい気持ちがいっぱいになり、こころや体に『ストレス反応』がおこる時があります。

そんな時はどうすればいいのかな?

自分を大切に、自分のこころの声をききながら、自分にあったコントロール法をみつけてみよう。

 

 

 

その他の啓発冊子

さまざまな人権問題について、絵本などの形で読んでいただけるように作成しました。

みんなにつたえたい

絵本『みんなにつたえたい』の表紙画像

 「みんなにつたえたい」は、更池識字学校で長年かかって習得した文字で、作者の体験や思いを文章にして表現したものです。

この作品は、原稿用紙21枚におよびますが、そのうちの12枚目から16枚目部分「はじめて書けたくすりの文字(ことば)」は、第26回部落解放文学賞を受賞しました。

ふわりのこころ

絵本『ふわりのこころ』の表紙

 「ふつうってなぁに?」「悪いのは自分のせい?」「すごいってなに?」みんなちがうけどすばらしい。ちがっていてもいいんです。すてきなところ、いやなところ、全てひっくるめてあなたらしさです。いろいろなあなたらしさ。どれも大切でいとおしい。世界で自分はひとりだけ。世界にあなたはひとりだけ。"ふわり"を通じて自分らしさを考えてみましょう。

こころのとびら

文集『こころのとびら』の表紙

この文集には、親と子でよむヒューマン絵本の原案として、大阪府立生野高等学校の文芸部のみなさんに書いていただいた作品が収録されています。

13作目『月とうさぎと青い子ども』と、14作目『動物王国のレースのゆくえ』の原案を含めた計8作品に、美術部のみなさんによる素敵な挿絵が添えられています。

松原市人権施策基本方針 ダイジェスト版

松原市人権施策基本方針ダイジェスト版『共に生き共につくる松原をめざして』の表紙画像

松原市人権施策基本方針を、年齢を問わず、わかりやすく読んでいただけるよう、ダイジェスト版を作りました。

「この冊子は、松原市に住む人、一人ひとりが大切にされ、幸せに暮らせるような社会をめざしてつくりました」で始まります。全16ページA5版で、本文中にもかわいい絵が入った小冊子です。

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松原市 市民協働部 人権交流室

〒580-8501大阪府松原市阿保1丁目1番1号

電話:
072-334-1550(代表)
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