岡遺跡

更新日:2021年8月18日

(おかいせき)

松原市柴垣1丁目、岡2から5丁目所在

 

 市域南方に広がる遺跡で、遺跡の中央部を中高野街道が縦断し、南方部分では竹内街道が横断しています。遺跡内での大規模な発掘調査は、府営住宅の建替に伴って、平成4年 1992 に大阪府教育委員会によって行われました。調査では、大型の掘立柱建物跡とともにこしき炉の跡やふいご跡などの鋳造遺構(ちゅうぞういこう)が発見され、鋳型片や銅滓 (どうさい) 、鉄滓(てっさい) などが多数出土しました。中世において丹比地域に根付いていた河内鋳物師の工房跡と考えられます。
 その他本市教育委員会の調査では、小字名で 薬仙寺 というところから中世の瓦が多数出土することを確認しています。 広隆寺文書 に見られる中世寺院 薬泉寺 の跡ではないかと推測しています。


 

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