
左:玄関書院、右:奥座敷棟(写真は南に張出した三畳半の茶室部分)

左:道具蔵、右:大門
当住宅は現在もお住まいになられている住宅ですので、敷地内及び建物内の見学はできません。ご了承ください。
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名称
嶋田家住宅(しまだけじゅうたく) 玄関書院、奥座敷棟、道具蔵、大門
種類
国登録 有形文化財 建造物
員数
4棟
時代
道具蔵が明治前期、奥座敷棟が明治20年頃、玄関書院及び大門が明治後期
所在地
大阪府松原市天美東8丁目
所有者
個人
登録年月日
平成26年10月7日
説明
嶋田家は、かつて大庄屋を務め明治初期までは木綿問屋を営んでいたと伝えられています。
屋敷内には主屋を始めとする江戸時代から明治時代に建てられた建物が残っており、明治時代の建物4棟が国の登録文化財です。
玄関書院は主屋の前面に鞘の間(普段の客用の玄関)を介して建ち、座敷のトコに丸窓を開けて落掛を斜めに振るなど独特な意匠の数寄屋です。主屋西側に増築された奥座敷棟は、玄関書院同様洗練された意匠の離れ座敷です。敷地北西端の道具蔵は校木を積む井籠組(せいろうぐみ)という関西では珍しい躯体を持ちます。また、通りに面する大門は元庄屋屋敷の風格を備えたもので、景観的にも優れています。
これら建物は、大阪近郊にある明治期の近代和風建築の優れた例として重要なものです。