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平成30年第3回定例記者会見議事録(平成30年10月1日)

更新日:2018年12月13日

定例記者会見議事録

会見概要

日時

平成30年10月1日 月曜日 午後2時から

場所

市役所801会議室

会見内容

司会

大変お待たせいたしました。ただいまより、平成30年第3回目の定例記者会見を開催いたします。

最初に、資料に従いまして、市長より説明をさせていただいた後、総務部長より平成29年度決算について説明をさせていただきます。質疑につきましては、市長、総務部長の説明の後、一括して行いますので、よろしくお願いいたします。

それでは、澤井市長、お願いいたします。

市長

本日はお忙しいところお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。

早速ですが、お手元に配付をいたしました資料に基づいて、まず私から説明をさせていただきたいと思います。

まず、初めに、「セーフコミュニティ推進事業」についてでございます。

11月18日に松原市文化会館において、セーフコミュニティ再認証式典を開催することとなりました。式典では、認証審査員による基調講演、合意書調印式、インターナショナルセーフスクール実施校による取り組み報告などを予定しております。

本市では、平成25年11月にWHOセーフコミュニティ国際認証を取得して以来、地域の皆さんと協働でセーフコミュニティ活動を推進してまいりました。

再認証式典に先立って、8月2日、3日の2日間にかけて実施された現地審査では、国際セーフコミュニティ認証センターから認証審査員を招聘し、緊張に包まれた中、認証取得後5年間の取り組みや活動の成果、今後の課題などについて、科学的データに基づいた報告を行いました。

審査終了後に行われた審査員からの講評では、松原市のセーフコミュニティ活動が高く評価され、再認証をいただくことになりました。

今後においても、審査員からいただいた助言・指導を参考とし、引き続き対策の効果を検証し、より一層協働と検証の仕組みを根づかせ、日本一安心・安全なまちづくりを進めてまいります。

また、セーフコミュニティ活動の重点課題の一つでもあります「交通安全」についてですが、市民、各種団体と協働で推進してきた本市の交通安全対策が、交通安全の確保及び交通安全思想の普及に貢献し、顕著な功績があったと評価され、8月29日に松山政司内閣府特命担当大臣より、交通安全功労者表彰を受賞いたしました。今後も地域との協働により、継続的に交通安全対策に取り組んでまいります。

次に、「セーフスクール推進事業」についてでございます。

学校、保護者、地域との協働で進めてきた安心・安全な学校づくりの取り組みが評価され、松原第三中学校区の布忍小学校、中央小学校、松原第三中学校が、平成30年1月にインターナショナルセーフスクールの国際認証を取得しました。これらの3校では、児童生徒を主体とするけがの防止の取り組みや啓発により、校内におけるけがの発生件数が大幅に減少しました。加えて、器物破損や不登校も減少し、「学校に行くのが楽しい」と思える子どもの割合がふえるなど、体のけがと心のけがの両面について成果があらわれております。既に松原第四中学校区と松原第七中学校区が、各校の特色を生かした取り組みを進めており、今年度中には残りの中学校区が認証取得に向けて着手をします。市内全ての小中学校がインターナショナルセーフスクールに取り組むことになり、これは全国初となります。今後も松原第三中学校区での成果や課題をもとに、安心・安全な学校づくりを、学校、保護者、地域との協働で進めてまいります。

次に、「観光事業」についてでございます。

本市の魅力的な観光資源を市内外に向けて効果的に宣伝し、観光客の誘致を推進する「松原市観光写真コンクール」を今年度も実施しております。

今回は、若年層に人気のインスタグラムでも応募を受け付け、市のフォトジェニックなスポットを多数発掘していただきます。

審査員としては、昨年度に引き続き本市のドリームアンバサダー、Dream Ayaさんにお願いしました。

まつばらマルシェでは、Dream Ayaさんによる写真展「フォトバイアヤ」を行います。

また、写真コンクール表彰式にて、入賞者に記念品の贈呈を行っていただく予定ですので、多くの方のご応募をお待ちしております。

さらに、本市では、ドローンを活用し、「開運松原六社参り」を実施する神社を初め、伝統工芸や地場産業、特産品やグルメなど、本市の魅力を凝縮した観光PR動画を作成いたしました。今後は、公共施設のモニターやイベント出展時のブースなどでの放映を予定しております。より多くの方に動画をご覧いただくことで、本市の魅力を感じていただけるものと期待しております。

次に、「第9回まつばらマルシェ」についてでございます。

松原市の地産地消フェア「第9回まつばらマルシェ」を11月10日、11日に松原中央公園を主会場として、「まつばらを日本一安心・安全そして賑わいのある街へ!」をコンセプトに、産学官及び農商工連携のもと開催いたします。

「まつばらマルシェ」は、市内事業者や農業関係者が、松原産の食品や農畜産物を紹介、販売することにより、地産地消のより一層の普及と活性化を図りながら、内外に広く本市の魅力を発信する催しです。

本年も、松原市内の店舗を中心に60を超えるブースの出店を予定しており、さらに例年好評をいただいております大阪の伝統工芸品の紹介及び伝統工芸士の指導による製作体験も実施します。

昨年に引き続き、本市ドリームアンバサダーのDream Ayaさんに参加していただき、スペシャル対談を初め、さまざまな楽しい企画を考えております。

また、中央公園内の野外ステージや松原市文化会館においては、幅広い世代の方々に注目していただけるダンスパフォーマンスを実施し、たくさんの方にご来場いただきたいと考えております。

オープニングには、大阪府立登美丘高校ダンス部OGによるバブリーダンスを披露していただき、続いて、まつばらテラスにおいて、市内の小中学生を対象にバブリーダンス教室やサンドイッチ教室の開催、松原市長賞やDream Aya賞を目指した写真コンクールを実施いたします。

さらに、今年の新たな目玉として、バラの香りの「まつバラサイダー」を開発し、アルコール飲料も含めて皆さんに楽しんでいただけるよう、中央公園の噴水周りに本市の地産地消を活用した「バル」コーナーとして演出してまいります。

今年も、若年層から元希者の方まで幅広く、たくさんの方にお越しいただき、大いに楽しんでいただけますよう、情報発信に力を入れ、趣向をこらし、盛り上げてまいります。

次に、「ボッチャ大会」についてでございます。

ボッチャはパラリンピックの正式種目でもあり、2020年の東京パラリンピックで注目を集める競技の一つです。

本市では、平成26年度に市制施行60周年記念として、ボッチャ大会を初めて開催して以来、今年度で4度目の開催となります。今大会は、障害者への理解・啓発、スポーツへの意欲を高めるとともに、障害者スポーツであるボッチャの普及、振興を目的としています。

次に、「市立小中学校ブロック塀改修事業」についてでございます。

本市では地震発生後、すぐに学校施設にあるブロック塀の安全点検を行い、傾きのあるブロック塀につきましては、速やかに撤去・改修に取りかかりました。また残りのブロック塀につきましても、計画をもって整備し、安心・安全な学校施設の整備に努めてまいります。

最後に、「危険ブロック塀の撤去等補助事業」についてでございます。

地震時における危険なブロック塀は、生命への被害のみならず、道路通行の安全や迅速な避難の阻害要因となります。

本市では、ブロック塀の適正管理を促進し、地震による被害軽減を図るため、所有者に対して危険なブロック塀の撤去費用等への補助制度を創設してまいります。

最後に、平成30年度一般会計補正予算の概要でございますが、各公共施設の台風被害に係る復旧経費のほか、市立小中学校におけるブロック塀の改修費用や、普通教室等への空調設備の設置費用などを補正するものでございます。これにより、一般会計歳入歳出予算の総額は、それぞれ459億8,233万円となるものでございます。

私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

司会 ありがとうございました。

それでは、引き続きまして、総務部長より、平成29年度決算について説明をさせていただきます。

総務部長

それでは、私から平成29年度普通会計の決算についてご説明させていただきます。まず、平成29年度普通会計の決算でございますが、歳入決算額は447億1,189万5,000円、歳出決算額は445億4,509万2,000円でございます。歳入歳出の差し引きでございます形式収支は1億6,680万3,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は1億6,118万2,000円の黒字でございます。また、単年度収支も1,368万2,000円の黒字でございます。

まず、歳入決算額の主な内容をご説明いたします。

地方税の決算額につきましては、約137億8,400万円でございます。市たばこ税で減少したものの、固定資産税や個人・法人の市民税などで増加したことに加えまして、徴収率のほうが向上したことから対前年度で約1億3,400万円、1.0%と2年連続で増加しております。

次に、各種交付金でございますが、決算額は約23億9,100万円、対前年度1億1,400万円、5.0%の増加でございます。地方消費税交付金が対前年度マイナス約500万円、マイナス0.2%と、ほぼ横ばいであったものの、株式譲渡所得割交付金や、配当割交付金、自動車取得税交付金で増加しておりまして、プラスとなっております。

国庫支出金でございますが、約99億900万円で、対前年度マイナス約2億400万円、2.0%の減少となっております。臨時福祉給付金給付事業を初めとしまして、天美地区土地区画整理事業やデジタル防災行政無線整備事業など、国庫補助事業の終了に伴いまして、国庫支出金が減少となっております。

次に、地方債ですが、決算額約35億8,900万円、対前年度マイナス約11億1,900万円、23.8%の減少となっております。これは、まつばらテラス(輝)の建設事業であるとか、第四保育所建てかえ事業など、28年度で実施しました投資的事業の完了に伴い借り入れが減少しているため、マイナスとなっております。

次に、財産収入でございますが、約4億4,200万円、対前年度約2億4,600万円、125.4%の増加でございます。こちらは平成26年3月に統廃合いたしました幼稚園の跡地の売却によって増加しているものでございます。

最後に、その他の増加につきましては、地元地域が所有しておりました部落有財産、これはため池でございますけれども、こちらのため池の売却処分に伴いまして、市のほうに寄附金をいただきました。その関係で増加したものでございます。

続いて、歳出決算額の主な内容についてご説明いたします。

まず、義務的経費でございますが、人件費は73億6,700万円、対前年度300万円の増加と、ほぼ横ばいとなっております。こちらは人事院勧告による増額部分を給料の独自カットや時間外勤務手当の縮減、退職手当の減少分などで吸収しているものでございます。

次に、扶助費でございますが、約151億1,900万円の決算額でございまして、対前年度約3億8,300万円、2.6%の増加となっております。臨時福祉給付金で減少しているものの、私立保育所の運営管理費や障害者自立支援費などの子育て支援や障害者施策で増加しているものでございます。

次に、投資的経費でございますが、決算額で約26億8,600万円、対前年度マイナス約14億9,900万円、35.8%の減少でございます。こちらは、まつばらテラス(輝)の建設や第四保育所の建てかえなど、前年度に実施した大規模事業の完了により減少しているものでございます。

次に、その他の経費のうち、物件費でございます。決算額が45億9,900万円、対前年度マイナス2,700万円、0.6%の減少でございます。教育用ネットワークなど、学校ICT機器の整備経費で増加した一方、家庭ごみの分別区分の変更や、不燃物・粗大ごみ収集の電話申し込み制の実施によりまして、一般廃棄物の処分運搬経費や収集委託料など、清掃関連経費で効果を生み出しまして、減少となっております。

それから、積立金でございますが、決算額が約11億4,600万円、対前年度約6億9,800万円、155.7%の増加となっております。こちらは歳入でもご説明いたしましたが、公有財産の売却収入のほか、地元地域からの部落有財産の処分に伴う寄附金などを各基金へ積み立てたものでございます。

次に、主な財政指標です。

経常収支比率でございますが、市税収入や、それから各種交付金など、経常一般財源収入が増加したことに加えまして、歳出抑制が図られた人件費や物件費で改善が見られました。ただ、扶助費のほうで伸びておりまして、0.5ポイント伸びております。その関係で、全体では0.2ポイント改善の103.5%となっております。

次に地方債現在高でございますけれども、臨時財政対策債で増加傾向にあるものの、退職手当債や過去の建設地方債の償還が進んだことから、昨年度よりも2億7,300万円ほど減少しております。

続きまして、健全化判断比率でございますが、実質赤字比率、連結実質赤字比率については黒字となっておりますので、数値としては比率はあらわれておりません。

3つ目の実質公債費比率でございますが、過去3年間の比率の平均値でございます。平成29年度と平成26年度の単年度で比較しますと、下水道事業特別会計におきまして、公債費負担が減少した一方で、地方消費税交付金などで一般財源収入が増加したことから、1.6ポイント、3カ年平均では0.6ポイント指標が改善し、8.6%となっております。

また、一番右側の将来負担比率でございますけれども、一般会計や下水道事業特別会計の地方債現在高が減少したことや、市税や各種交付金などの一般財源収入が増加したことによりまして、11.6ポイント指標が改善し、75.3%となっております。

私からの説明は以上でございます。

司会

ありがとうございました。それでは、ただいまより質問を受けさせていただきます。

記者

ブロック塀の撤去なんですが、これはいつからいつまで受け付けるのか決まっていますか。

市長

11月から受け付けを始めます。

記者

ほかの自治体は、1年とか2年とか、受け付け期間を決めていますが、いつまでの受け付けですか。

市長

特に今現段階では決めておりません。

記者

上限はないんですか。10割全部、いくらでも補助するということですか。

市長

平米1万円というところはありますので、これがある意味、アッパーというところの単価になるのかなと思っています。

記者

見付面積が広ければ広いほど、その全額は実費またはどちらか低いほうの全額を補助するということですか。

市長

そういうことです。

記者

承知しました。ありがとうございます。

記者

今の質問に関連してなんですが、ほかの自治体を見ると、例えば上限は20万円というところが結構多くて、あとはこの受け付け前よりも、もう既に撤去を自主的にやっておられるところもさかのぼって、遡及措置という形でやっておられる自治体もあるんですが、松原市さんの場合はどうされるんですか。受け付けたものだけ、既にやっているものについては対象から外すという考え方なんでしょうか。

市長

今の段階で、そういう相談は入っておりません。いつからというところを区切ると、やっぱりそこでまた不公平感が発生しますので。

記者

ほかの自治体ですと、北部地震後にされた方については遡及して対応するという自治体もあれば、いや、もうこの受け付けたものだけというところもあります。それはちょっとばらばらなんですけれども。

市長

条件が違いますのは、本市は震度4でしたので、あの地震による塀の被害というのは、ほとんどありませんでした。これは基本的に地震の被害というよりは、控え壁はなかったりとか、そういう基準を満たしてないものに関してやっていきますので、申請後の補助になっていくのかなと思います。

記者

受け付けた分だけということですね。

市長

はい。

記者

ありがとうございます。

司会

ほかにございませんでしょうか。

記者

すみません、今日の会見内容以外でも大丈夫ですか。

市長

はい。

記者

すみません、昨日の台風関係なんですが、特に松原の場合というのは、何か大きな被害とか、人的被害とかは出ていないんでしょうか。

市長

人的・家屋被害ともに大きなものはありません。消防においても、そういう負傷者が出たという報告はありません。

記者

そうですか。これを市長にお伺いするのはどうかとは思うんですが、樋田容疑者が捕まりましたね。いろいろ大変だったかとは思うんですが、ちょっと率直な感想をお願いします。

市長

情報というのは本当に怖いもので、松原市に潜入しているとか、潜んでいるような話がよくありましたので、特に子どもを持つ親というのは不安がっておられました。

記者

やっぱりそういう意見というか、ありましたか。

市長

私に近い方は、そういう話もありましたので。ちょうど市政報告会を今回やっている中でも、警察は何をやっていたんだというようなおしかりが私にもありましたので。特に松原市出身ということで、そういう不安感をお持ちの方が多かったのかなという感じがします。個人的には、もうこれだけ言われているので、松原にはいないだろうということを私は言ってきたんですけれども、昨日、びっくりしました。まさか、あそこまで逃亡していると思いませんでした。

記者

ありがとうございます。

司会

ほかにございませんでしょうか。

記者

市立恵我幼稚園の件なんですが、あそこは今、休園ということなんですよね。

市長

はい。

記者

ただ、取材させてもらうと、改修とかは一切手をつけてないと。

市長

ないです。

記者

ということは、もう閉園にするということなんですか。

市長

今後、恵我幼稚園に関しては、認定こども園であったり、統合の計画に入っておりますので、基本的にはあそこで、あの場所で同じものを建てかえるという考えは持っておりません。

記者

それはないと。

市長

はい。

記者

建てかえはないんですけれども、補修もしない、改修もしない。

市長

あの施設を補修ということはしません。

記者

じゃ、あの建物はもう使わなくて、あの場所ももう使わない。

市長

完全に言い切ることはできませんけれども、基本は同じ統合の計画に入っている園の大体中間ぐらいが一番いいのかなという感じで考えておりますので、基本的にはあの場所の施設というのは使わない形でいきます。

記者

そうなんですか。あそこに通っていた子どもたちは、ほかの市立・私立の幼稚園に今、行っているんですよね。

市長

はい。

記者

近くの三宅とか。

市長

民間、私立を問わず、もう一度、保護者、子どもの希望を聞いて、そこは割り当てもさせてもらいながら、うちで受けられるものは受けて、一番近くの三宅幼稚園のほうで、ほとんど受けさせてもらっています。

記者

そうなんですか。そもそも、あそこは老朽化が激しいと。何か築40年以上と伺ったんですけれども、あそこはもういずれは閉園にするという計画があったということなんですか。

市長

はい。以前から本市の保育所・幼稚園、両方含めて、今、認定こども園という形で統廃合していく計画がありましたので、もちろん、ここにある子育て支援の一番の待機児童の解消というところもありますし、その計画に入っておりました。

記者

そうなんですか。今回はその計画が早まったというか、いいきっかけと。

市長

早めていかなきゃいけないなと思っています。

記者

なるほど。わかりました。ありがとうございます。

司会

ほかにございませんでしょうか。

記者

すみません、いいですか。あまり松原市さんのほうをどうこう言うわけじゃないんですけれども、今、ふるさと納税のことで、随分いろんな議論が出ているんですが、今後、このふるさと納税の扱いといいますか、どんなふうに市長はやっていきたいと思いますか。

市長

残念ながら、うちに関しては、もう泉佐野市さんの足元にも及びません。一番はやっぱりこのふるさと納税が、この制度が始まった当初の目的である、これは寄附ですから、返礼品でというのは、私もちょっとクエスチョンなところが多分にあります。

ただ、我々もいろんな知恵を出していく中で、松原市も、わかっていただくとおり、湾岸部もなければ、ああいう山間部もない中で、地場産のそういうふるさと納税としてPRすべきものが数多くあるかなというと、非常に乏しいところがありますので、そういう知恵を出されたというのは、僕は非常にすばらしいことだなと思って、我々もそこを取り入れたりも実際はしています。ただ、これは知恵の出し合いなので、それがいいか悪いかというのはまた別として、最初に申し上げましたように、これは寄附だということと、もう一つ、地域の振興につながるというところの、これを分けて考えていく必要があるのかななんて思いますね。

記者

実際にこれによって泉佐野市さんみたいに、もう何百億ですか。

市長

120億と言っていましたね。

記者

120億を超えるようなあれで、いろんな地域振興に生かしておられるところもありますし、松原の場合だと、僕は詳しく知らないんですが、どちらのほうが、例えば出ていくもののほうが多いのか、入ってくるもののほうが多いのか。それほど余り……。

市長

うちは、それは余り影響はないですね。

記者

そうですか。

市長

だから、最初に申し上げたように、我々が言うと、何かひがみ根性みたいにとられるので、それでも、もともとこの制度を考えたのは総務省で、その制度内でいろんな知恵を出された、各しんどい自治体がルール違反だということで一方的に断ぜられるのは、ちょっと違うんじゃないかなとは思いますけれども。これは難しいですよね。

記者

でも、こういうさなかだから、同じようにこれに乗っかって、じゃ、松原もやっていこうみたいな、そういうのは今のところは、それほど積極的にというお考えというのはあまりないんですか。

市長

うちもそうしたいんですけれども、そうやっていってくれているんですけれども、なかなか二番煎じというか、二番手は難しいなという感じがしますね。

記者

わかりました。

市長

また、商品券とか電化製品、そういうたぐいはやめようということで考えています。

記者

やっぱり地場産の……。

市長

そうですね。

記者

観光協会が6月にできて、これからまたいろんな取り組みをやっていかれるという中で、ちょっとうまく言えないんですけれども、うまくやっていかれれば、また違う形のものが出てくるんじゃないかなという気はするんですが、この間、僕もちょっと取材に行かせてもらったんですが、やるとなると、なかなか難しいなというのは、基調講演を聞いていてもわかります。ちなみに、市長の中では、具体的に何かこういうのをまずやって、観光協会ができたことでやっていきたいものというのは、何かありますでしょうか。

市長

やっぱり一番には、それぞれの商店街だったら商店街、本市は大学もありますけれども、大学だったら大学、商工会だったら商工会議所、それぞれ点で、学校現場だとか、いろんなところで国際交流であったり、そういう海外だけにこだわらず、市外からも来てもらえるような、そんな取り組みというのはしてきたんですよね。かつ、そこに本市も他に勝るとも劣らない、すばらしい歴史遺産、寺社仏閣がありますので、そういうところを点で個々にPRしていたものを、この観光協会をつくったことによって、会員として、あるいはそこの協会の世話人として、多くの方々に参画いただいているので、まずそこの情報発信力は生かされるかなと思っています。そのことによって、最近、一番若い子に人気なのは、布忍神社の恋みくじと言うんですけれども、近くの布忍駅からおりて、神社へ歩いて行かれて、その後、電車に乗って帰られているので、それだったら、ちょっと足を伸ばしてもらって、商店街で食事ぐらいしてもらおうじゃないかと、そういうプラス1つ何かをつけてもらえるというところの取り組みはできるのかなと思って、今までは来て帰るだけの通過、あのときも話がありましたけれども、通過の本市の観光地だったんだと思います。ここをいかに観光経営という言葉を使っていましたけれども、お金を使ってもらえるところにしていける、そういった本市はいろんなポテンシャルがあるのかなと思っていますので、そこをまず上げていきたいなと思っています。

記者

お話の中でも出ていた体験型のツーリズムという、ここは各自治体が知恵を今出しておられるところなんですが、そのあたりを具体的に、例えば松原市の中で、こういうふうな体験型のツーリズムを、この観光協会を核にしてやってみたいなとか、そういうお考えもあるんですか。

市長

これは松原市だけに限ったことじゃなく、松原市が、先ほど申し上げたように、本市は本当に自然環境が少ないところですので、そういう面で言うと、この南河内という地域は、百舌鳥・古市古墳群なんかも堺、羽曳野、藤井寺ですけれども、古墳の規模で言うと、本市も負けていないので、セキをまたいでいるだけですので、これは文科省あたり、宮内庁なんかに聞くと、おくれてでも世界遺産登録が可能だと聞いていますので、堺、羽曳野、藤井寺市長も一緒にやろうという言葉をかけていただいているので、そこはまたPRしていけますし、これは1市ではなかなか弱いんですけれども、うちにないものが他市・隣接市にあるのであれば、そこもPRしながら、他市にないもので、うちにあるものがありますから、先ほど申し上げた広く情報発信、そういうPRができるので、そこが一番大きいところかなと思うんですね。ですから、我々松原市だけのそういう農業体験だけではなく、ちょっと足を伸ばして、みかん畑でみかん狩りをしてもらうとか、いろんな体験はありますので、そこも含めて地域資源を考えたらいいのかなと思っていて、そこをうまくコーディネートしてもらえるのが、観光協会かなと思っています。

記者

またおもしろいのがありましたら、ぜひ教えてください。

市長

そうですね。

司会

ほかにございませんでしょうか。なければ、これで平成30年第3回定例記者会見を終了いたします。お忙しい中、ありがとうございました。

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