松原市文化財保護審議会委員の西田孝司氏が『広報まつばら』誌上で平成9年(1997)1月号から20年近く連載してきた「松原歴史ウォーク」を市制施行60周年を記念して冊子化。
冊子化にあたり220回の連載より100か所の文化遺産を選出し再構成した。体裁は持ち歩きに便利なポケットサイズで、地域別にまとめられた4分冊構成。
冊子の販売は終了していますが、まつばら電子図書館で閲覧することができます。「松原市独自資料」として提供しており、利用登録なしで自由に閲覧することができます。
内容
1 北東コース
- 阿保神社と阿保親王
- 稚児ヶ池に沈んだ幼子
- 東阿保村の安養寺
- 西徳寺住職と学校教育
- 屯倉神社と天神信仰
- 酒屋神社と神への造酒
- 西方寺に移った平安期の仏
- 願久寺の文化財
- 善長寺と樋口・大橋氏
- 『積翠集』を残した妻屋秀員
- 熱田神社と日本武尊
- 頓随寺と阿弥陀如来像
- 国の登録文化財・中山家住宅
- 大堀八幡神社の遷座
- 大堀村の教専寺
- 若林神社と若林の陣跡
- 長尾氏が創建した本了寺
- 立法寺の創建と住職
- 深居神社と小川の戸関
- 小川村の不退寺と正定寺
- 小川墓地の行基一千歳塚
- 一津屋古墳と一津屋城
- 漢詩文に秀でた医師北山橘庵
- 法泉寺の変遷
- 西野々村の地名と西法寺
2 南東コース
- 反正天皇丹比柴籬宮と柴籬神社
- 「ちちかみはし」と歯神社
- 樋野ヶ池窯と須恵器
- 大王墓の河内大塚山古墳
- 立部古墳群の築造
- 柴籬山願正寺の変遷
- 上田村の福應寺
- 反正山村の善法寺
- 新堂・十二社権現社の鎮座
- 高鷲山と号する良念寺
- 阿弥陀如来となった浄光寺・旅休
- 王仁の聖堂址伝説
- 河内鋳物師の工房
- 西蓮寺から出岡公民館へ
- 歴史街道としての竹内街道
- 中高野街道に息づく大師堂
- 向福寺から円正寺へ
- 泉福寺の文化財
- 正井殿の「連理の松」
- 栄久寺にあてた教如の決意
- 来迎寺と法明上人
- 高木氏と丹南藩1万石
- 丹南天満宮の文化財
- 丹南に祀られる牛滝さん
- 松川長右衛門と狭山池用水
3 南西コース
- 河内木綿と更池村・田中家住宅
- 石造「布忍橋」を記念した標石
- 称名寺に施されただんじり彫物
- 更池消防組碑と陸軍特別大演習
- 布忍郷東代村の浄信寺
- 廃寺となった西蓮寺
- 河合で発掘された奈良時代の役所
- 河合・古池の発掘
- 井宮家と石造不動明王像
- 河合の尻池「記念碑」
- 稱念寺と河合村門徒
- 河合神社と八上郡
- 松原市民運動広場と清堂遺跡
- 地域医療に貢献した井岡氏
- 松原村新堂の大工利助
- 新堂の中野好松と芝池経太郎
- 「河内音頭 岩井富丸碑」
- 弘法大師空海の惣井戸伝説
- 国の登録文化財の田中家住宅
- 高見神社と「ええじゃないか」
- 郷土芸能 高見台楽の復活
- 高見村惣道場の敬念寺
- 市内最古級の追分地蔵尊道標
- 高見の里開発者の林明
- 高見ノ里駅津田式ケーボー号ポンプ
4 北西コース
- 多聞院龍昌と更池村惣井戸
- 教通寺の文化遺産
- 浄林寺と黄檗宗
- 宝泉寺と清水井戸伝承
- 布忍寺と十一面観音像
- 布忍神社と「布忍八景」扁額
- 高木村の円成寺
- 高木遺跡の中の北新町大池公園
- 我堂八幡宮と神宮寺の本尊
- 善正寺と本願寺歴代の名品
- 大阪府内最古級の西川家住宅
- 堀の貞正寺を支えた人々
- 堀に建立された浄念寺
- 蓮如上人ゆかりの敬恩寺
- 手束太郎源光盛の供養塔
- 油上の施福寺と薬師信仰
- 芝村に創建された安楽寺
- 阿麻美許曽神社と渡来人
- 安明寺の創建
- 最勝寺が勤めた城連寺村門徒
- 村領を分断した新大和川
- 天美車庫に残る大正期煉瓦建物
- 田坐神社と田井城
- 陽雲寺と10 世法栄の尽力
- 福嶋・福島家の善宗寺
書誌情報
体裁：B6版4冊セット、各56頁
執筆：西田孝司
編集：松原市教育委員会
発行者：松原市
発行年：平成27年(2015)10月31日