（かわちのくにたんぽくぐんべっしょむらえんぽうけんちちょう）
江戸幕府は、年貢の増徴を図るため、延宝5から7年（1677から1679）にかけて畿内及びその周辺の国々の幕府領で検地を実施した。
当号は、延宝6年（1678）に実施された別所村の検地で記された検地帳を紹介するものである。
またこの検地帳と別所村領内絵図についての解説を付加し、一層の近世村落の理解を深めようとするものであり、近世史研究の基礎史料である。
「松原市史研究紀要第2号 河内国丹北郡三宅村延宝検地帳」、「松原市史研究紀要第3号 河内国丹北郡東代（東田井）村の耕地の変遷」（東代村延宝検地帳を掲載）とあわせてどうぞ。
内容
口絵写真（白黒）
河内国丹北郡別所村検地帳 表紙・本文
全文翻刻
史料編 河内国丹北郡別所村延宝検地帳
解説
- 河内国丹北郡別所村延宝検地帳
- 「河州丹北郡別所村領内絵図」について
- 第1表 別所村の文禄・延宝検地帳奥寄
- 第2表 別所村の個人別土地所有高（延宝6年）
- 第3表 別所村地目別の反別（文禄3年）
- 第1図 別所村検地帳の階層別名請人保有反別
- 第2図 別所城跡
折込図
- 延宝検地復原図
- 「河州丹北郡別所村領内絵図」
体裁：A5判 頁90 図2 表3 写真1
執筆・編集：山口之夫、出水睦巳、池北順子、西田敬之
発行：平成7年（1995）3月31日
価格：800円（税込み）