(まつばらしのみんか(ほんぶんへん・しゃしんへん))
市内には優れた文化財価値を有する民家が多数存在するが、都市化の波が押し寄せるなか、新築や改築、場合によっては住宅としての存在すらなくなるケースが見られる。市民生活の向上のうえではやむを得ないとは言うものの何らかの形で後世に伝え残していきたいものである。
本号は、市内で築100年以上を経ていると推定される民家100棟のうち改造の甚だしい民家を除いた87棟について調査を実施した市史調査事業の報告書である。
市内の古民家がここに集う。
「松原市史資料集第12号 松原市の民家 普請文書編」ともあわせてどうぞ。
内容
資料集 第10号
本文編
第1章 序言
- 第1節 市勢と沿革
- 第2節 調査にいたる契機
- 第3節 調査の概要
- 昭和52年度・53年度 民家調査一覧表
- 明治7年9月 壱村限取調帳一覧表
- 明細帳一覧表
第2章 松原市の民家各説
- 82住宅の解説
第3章 編年と年代考証
- 第1節 編年と編年指標概説
- 第2節 編年
第4章 平面の変遷
第5章 結論 平面変遷模式図
資料集 第11号
写真編
- 本文編追録
2住宅追録 - 写真編
86住宅の写真
体裁:(第10号)B5判 頁162、(第11号)B5判 頁91
付 松原市民家分布図(1万分の1)
執筆・編集:林野全孝
発行:(第10号)昭和54年(1979)3月30日、(第11号)昭和55年(1980)3月30日
価格:1組3,500円(税込み、分売不可)