
来迎寺の山門
- 種類:大阪府指定 天然記念物 記念物
- 番号:天第59号
- 名称:来迎寺のいぶき(らいごうじのいぶき)
- 員数:1株
- 所在地:大阪府松原市丹南3丁目1番22号
- 所有者:宗教法人 来迎寺
- 指定年月日:昭和56年(1981)6月1日
説明
概説

来迎寺のいぶき
融通念佛宗(ゆうずうねんぶつしゅう)の諸仏山護念院来迎寺(しょぶつざんごねんいんらいごうじ)の客殿の庭にある樹齢500年以上のイブキで、樹高15メートル、直径1.27メートル、幹周り4.1メートル、枝張り12メートルを測ります。
イブキ(伊吹)はヒノキ科ビャクシン属の針葉樹で、別名をビャクシンといいます。日本の本州、四国、九州と朝鮮半島及び中国に分布しています。
イブキの樹形は三角形で、樹皮は縦に筋の入った赤褐色、葉は鱗状です。大木に育つと幹が大きくねじれます。
元来常緑の小木ですが、これほどの大きさに育つものは珍しく、本市を代表する名木といえます。また、『大阪府全志』によると、来迎寺はかつて阿弥陀寺という名前で大念佛寺7世の法明により再興され現在の寺号を与えられています。その時期は正中元年(1324)とありますので、このイブキは来迎寺とともにあり続けた歴史的にも貴重な文化財でもあります。

東から見た来迎寺といぶき(写真右側がいぶき)
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外部リンク
オープンデータ
文化財一覧データセット(松原市/松原市オープンデータカタログサイト)
大阪府内指定文化財一覧(大阪府/大阪府オープンデータカタログサイト)
書籍・雑誌など
樹木・大阪府の天然記念物(植物)概要(大阪府/大阪府ホームページ)