講座当日の様子
令和6年(2024)1月21日(日曜日)、ふるさとぴあプラザで古代の火葬墓をテーマに歴史講座を開催しました。奈良文化財研究所の小田裕樹さんには、文武4年(700)に日本で初めて火葬が行われて以降の火葬の広がりについて、考古資料を中心にご講演いただきました。
参加者は30人で、火葬墓の事例として紹介された大安萬呂墓(奈良県奈良市)や三ツ塚古墳群(奈良県葛城市)との違いについて熱心に質問される方もおられました。
当日配布資料
今回の講座資料については、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所が運用するサイト「全国遺跡報告総覧」から閲覧とダウンロードが可能です。ぜひご覧ください。
- 令和5年冬季歴史講座 立部遺跡の火葬墓を読み解く~古代の火葬と氏族墓地~ https://sitereports.nabunken.go.jp/132936
開催情報
概要
令和4年9月、新たに立部遺跡火葬墓出土須恵器蔵骨器が松原市指定有形文化財となりました。この火葬墓と蔵骨器は、今から1200年ほど前の平安時代初期(9世紀前半)のものです。火葬墓が発見された調査地点では古墳時代から平安時代の墓が確認されており、立部の地を収めた氏族の墓地ではないかと考えられています。
今回の講座では、立部遺跡で発見された火葬墓だけでなく古代の墓地や墓制についても講師の先生にお話しいただきます。
なお、この蔵骨器は文化庁が主催する巡回展「発掘された日本列島2023」で展示中です。令和6年1月20日(土曜日)~2月11日(日曜日)までは、平城宮いざない館で開催される「アフター発掘された日本列島2023展」で展示されます。ぜひご覧ください。
詳細
とき
令和6年1月21日(日)午後1時30分開始(約2時間、受付は開始の30分前)
ところ
ふるさとぴあプラザ| 2階 市民ギャラリー
タイトル
令和5年度冬季歴史講座 立部遺跡の火葬墓を読み解く-古代の火葬と氏族墓-
講師
小田 裕樹さん(独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所)
定員
50名(申し込み多数の場合は抽選)
資料代
500円(資料代込み、当日持参)
申し込み方法
【メール】
件名に「冬季歴史講座(指定文化財)係」、本文に郵便番号・住所・氏名・電話番号を入力し、oubo@kawachi.zaq.ne.jp まで。
【往復はがき】
往信裏面に郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入し、
〒580-0016 松原市上田7-11-19ふるさとぴあプラザ「冬季歴史講座(指定文化財)」係まで。
申し込み期限
令和6年1月5日(金)必着、1月6日(土)以降に抽選結果を返信致します。但し、定員に達していない場合は継続して受付致します。
※講座は終了しています。
主催
松原市教育委員会、一般財団法人松原市文化情報振興事業団
問い合わせ先
ふるさとぴあプラザ| 電話:072-336-6800(代表)